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Creative Unityとわたし~婦人と家庭~

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ここではちょうど100年前に発行された『Creative Unity』という本に納められた9番目の随筆 ”Woman And Home" を一文づつ訳しながら読んでいきます。原著…
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2022年12月の記事一覧

Intermission(ほんじつはおやすみ)~もののねぎらい~

…大掃除、というよりはそうだった、思い出せてよかった…だから無期限でもいいことにしよう(労わないといけないものがたくさんあって。)

Intermission(ほんじつはおやすみ)~かつおのかお~

包丁折りのかつおの頭が冷凍庫から出てきたー大きく切り出していたので、暖房してない部屋に置いてそのまま半日解凍したのにまだ霜がしていたが、てを冷たくやきながらむなびれまわりをとりだしたたいて一食、残った部分を野菜とじっくり煮て翌日もう一食ー食べるのはいずれの場合も家猫たち、頬に始まってできるだけの身をほじくりだすのがワタシの役目なのだが、そうしようとする度に、てに持った乳白色の骨が更に細かい部分になって皿の上に落ちる……それらのひとつひとつが、警告のように鋭い先端を備えているこ

Intermission(ほんじつはおやすみ)~眠かった昨日~

それが書いたものにタイポとして現れるんだな、と、今日気づくー💦

Intermission(ほんじつはおやすみ)~三音~

休暇の時期になると、ワタシの普段の通勤路は帰省した人たちの故郷の道になり、どこにちこくする心配もない人々のゆったりに、時間に押されて前のめりのワタシが、いつの間にか追い付いてしまいそうになるーーあの、異なる二つの雰囲気のー穏やかな休日への意気込みと、ひたすら到着の合理性を求める意気込みの異質さのすれ違い様のきしみー軽いささくれをおこすかあるいは勝手に人を背景の一部として解釈してそれを避けー気がつかず傷つかないのがひどく粗雑な上手としてこだまするの後で聴くことになるのがつねのこ

Intermission(ほんじつはおやすみ)~もう行ってしまうんだなぁ…~

Intermission(ほんじつはおやすみ)~ひつじが駈ける~

そらにはときおり絨毯のような雲が延べられて、 種明かしをするように羊の一群になる、 そこまではみたーそのまた種明かしがいつか みれるとしたら…… 何がある? お日様ばかりの青空迄の間に? …クローバーのクッション もんきちょうの群れ 銀色の霜柱の原…… そうげん 遥か西の町にぼる朝日が夕陽に見える頃には 黄金色の草原に虹が立ってーああ、 あれは羊飼いの後ろ姿?

Intermission(ほんじつはおやすみ)~朝のあいさつ~

……。

Intermission(ほんじつはおやすみ)~かぜのとおりみちがみえる~

夕方までの人通りがあらかたの積雪を溶かした鋪道の真夜中は、覚悟はしていたけれどつるつるに凍った小川かーそういえは山の中腹に彫るように通されたその道は、港を間に置いて数キロ向こうの山とで囲挟み込む空気の湖のようなものの岸辺で、まあ、今日は止めどなく大しけだった、と……検証しながらも、いつになく足元の状態に注意を払いつつゆくと、ふと、普段並みに易々と足を運べる区間に差し掛かるーそういえばふわりとなにか軽いーみるとそこは、どういった都合かはわからないけれど、風防か、あるいは防音のた

Intermission(ほんじつはおやすみ)~初めてだ~

……停留所で待っていたお客さんを満員を理由に断らざるを得ない路線バスに乗ったの……それで、人によってはホワイトクリスマスかもしれないけれど、ワタシはどちらかというと大雪お見舞を思ったのでした、皆様もどうぞご安全に…

Intermission(ほんじつはおやすみ)~せんたっきの快~

うちで一番働き者は、例えば夏冬ならば空調機器だし、春秋ならば外帚、台風時期にはもちとはぜの防風林ーそうして通年でならば洗濯機だろう、うちでの過酷で遠慮のない使い方に耐えてここまでもう長いーだからこの数年間は水を注ぎ始めた後には、ザアザアいう水音を頭のすみに追いやる位に、「そろそろ引退させてあげなければならないのにね」と毎度申し訳なく思っているのだが、ふと、気がつくことには随分ともとの位置からずれているー右肩がにじって前に出て、全体がはすに構えた感じでーなるほど植物は成長しなが

Intermission(ほんじつはおやすみ)~いちぐーを~

…照らし。

Intermission(ほんじつはおやすみ)~ゆうぐれどき~

この空をみて、こんな空見たことないなぁとおもう いつも見ている空なんだけど…

Intermission(ほんじつはおやすみ)~実績報告~

今年は確実にとなりの客より柿をよく食べた、と思う…なごりおしくて、そして来年のシーズンは一年先でーため息をつくばかりのシーズンの終わりだ…。

Intermission(ほんじつはおやすみ)~…のほそみち~

行きは薄いショール一枚でしのげるていどのあめゆき、なのに夜勤明けの帰り道は白く明るい雪のなかーなんの雨具ももたないし、底の薄いこの靴はすぐに水を通してしまうだろう、どう帰ったものかーと、手足を冷たくする覚悟を首にぶら下げてその手綱であゆみはじめると、歩道に乗り出している枝や草むらがひさしとなって、雪のない、濡れてすらいない箇所を残しているのが、白い川のなかの飛石のように行く手につづいていたーこんなに朝早く、誰だろう、普段なら見えないはずのいぬと人の軌跡が見える、そうね、恐れる