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【推し活】夢か、幻か

「今日は、うちのひとがいなかったからね」
SNSでまた見てしまった。あの娘の推しの話だ。理由を書いてるのを見たから知ってたよ。同じ推しだから尚更。

表現に少しだけカチンときた。「うちのひと」って何?
そんなことを思ったのもほんの一瞬。すぐ切り替える。
あの娘の世界なんてどうでもいい。どうぞご勝手に――そう思えてしまう。


私は、幼い頃から妄想だけが得意な人間だった。今もその傾向が強く出ているが、日常生活の妨げにならないように動いている。もともと同人屋さんで、小説を書いていた人間だったのでそっちにエネルギーを使っていた。しかし、今はそんなことに時間がかけられなくなったので、方向性を見直しているところだった。

そんな矢先に、推しとつながるきっかけが出来てしまった。時間が経つにつれて、好きになってしまった。つながった理由は敢えて言わないが、世間でいうような形ではないのは言うまでもなく。

私みたいに、三次元の人間を好きになるのを『リアコ』というらしい。ただ、「リアル」で「付き合いたいと思っている」訳ではない。ただ、リアルはリアルで割り切ってるだけ。彼は既婚者で、リアルの世界だと重婚もしくは不倫といった世界になってしまう。ただのファンでいたいと思っている。

「リアコ」とは、「リアルに恋をしている」を略した言葉。「リア恋」と言われることもあります。2次元のキャラクターだけでなく、アイドルや俳優など、現実には手の届かない相手に対して、真剣に恋愛感情を抱いていることを指します。(中略)「リアコ」はあくまでも、2次元3次元関係なく、現実的に恋愛関係になるのは難しい相手に対して使うのがポイント。職場の同僚や同級生など、身近な相手は対象となりません。

https://domani.shogakukan.co.jp/956287

そうなると、現実には手の届かない相手に対して恋愛関係になりたいとは思ってないから、「リアコ」ではないと思っている。しかし世界を描くとしたら、想像の世界(いわゆる夢)なのでそこで色々考えたくなるので、夢女子の傾向があるのかもしれない。

「夢女子」は、文字通り「ゆめじょし」と読みます。略して「夢女(ゆめじょ)」と呼ばれることもありますね。「夢女子」とは、主にアニメや漫画などに登場する、二次元キャラクターに恋をする女性のこと。また、アイドルや俳優、アニメ声優など、3次元の人が対象となる場合もあります。

https://domani.shogakukan.co.jp/956287

気が付いたら好きになってた。
どうしようもないくらい、好きになってた。
いつもニコニコ笑っていたり、ちょっとした表情にギャップを感じてた。
ふたまわり近く年齢の差があるのも、関係なくなっていた。
描くのは、夢の中での話の設定。変わらないままの世界で、話をしたいって思っていて(一応、リアルでもきちんと話ができます)いや、その先も考えることが大好きなので、その話も時々考えたりして。

リアルでは想像できないことは、夢の中でなら考えられる。ただ、触れるぐらいなら大丈夫でも、その先は想像できない。ある程度の年齢だからそれなりの妄想に対しても抵抗なく対応できるけど、今の人にはそれは考えられない。

「一生に一度でもいいから、思いっきり片想いしたっていいじゃない」
友達からそんなことを言われ、納得だけしている。今はそんな時期なのかもしれない。ただ、いえるのは夢女子の要素を持ったイタイひとだということ。