障がい者が働く上で最も大事な図 【社会人にも突き刺さる】
就労移行支援の利用終了からはや半月
実際に働く身になって最も大事な表にたどり着いた
それは就労移行利用時に施設の職員から都度大事だよ、と言われきたものだ
それはピラミッドー
それが 「職業準備性ピラミッド」
その名の通りピラミッド状の図である
土台が健康管理、その上に日常生活管理、対人スキル
頂点付近には基本的労働習慣、職業適性と置かれている
特に大事なのが下の3つ
上の2つは就労移行・就労継続などで時間の経過とともに鍛えられていく
そのため、この記事では割愛する
それでは土台となる3つについて、一つずつ説明していく
健康管理
あなたは健康ですか?
あなた自身の障がい(特性など)を理解していますか?
服薬している人は飲み忘れなく飲んでいますか?
など、自身の身体がきちんと整っているかを問われている
健康に関した話題は次の「日常生活管理」にも関わってくる
しかし、自身の持つ障がいをちゃんと理解している人は
少ないように見える
簡単に言えば、自分自身の事が分かっていますか、ということだ
性格、障がいの特性、得意・苦手…
上げればきりがないが「自分の事がよくわかりません」という人に
仕事を預けられるか、というとかなり無理がある
そんな方には「まずは何でもやってみる」事を強く勧める
これは自分にも言えるのだが、
経験数が健常者と比べて圧倒的に少ないからだ
最初から諦めない、やる前から無理と言わない、
一見苦手そうでもまずやってみる
やってみて苦手ということがわかればそれでいいー
得意そうだと気づくことができたのなら新たな一面を見つけられて嬉しいー
これを就労移行・就労継続・職業訓練などで実施していけば
職員の手助けなどもあってあなた自身の事がより深く理解できるようになる
そして、健康管理が一番下にある理由は
「これができないと働けないよ」と同義である
ここがしっかりしておかないと困るのは自分自身だけである
土台がきちんとしていないと上に物を載せても崩れてしまうー
欠席することが多い、自分の事がよく分かっていない、
薬の飲み忘れが多い、オーバドーズしているー
短期的にはいいかもしれないが、人生の長いスパンを考えると良くないのは
明らかだ
日常生活管理
規則正しい生活が送れていますか?
収入に見合った生活を送っていますか?
など、生きるうえで最低限の事がこなせるか問われている
典型的な質問は、早寝早起きしていますか、だ
実際、自分の通った施設では日報の記入欄に就寝・起床時間があった
多くの人は朝起きて、日中活動をし、夜は眠る
そんな一日を過ごしている、人間にとっては最適解であるからだ
昼夜逆転生活ではアルバイトならまだしも
正社員なんて夢のまた夢だ
お金の問題も現代を生きるうえでは最も大切な問題だ
借金を重ねている、入ったお金はすぐに使ってしまうー
これでは長い人生を生き抜くことができなくなる
計画的に使う、これがなんとも難しい
それができないのなら収入の一部を強制的に貯蓄に回すのが良いだろう
この収入はなかったものとして未来に充てるー
これさえできれば不安も少し解消される
対人スキル
状況に応じた言葉遣いができますか?
挨拶ができますか?
同僚・上司と協力して働けますか?
人間関係は良好ですか?
感情的にならずに行動できますか?
など、他人と上手に接することができるかを問われている
言葉遣いは施設内で職員に徐々に矯正させられていくが
挨拶の重要性は、働き始めるとなおさら強く感じる
「君の挨拶、気持ちいいね」
実際に、面接での試験官からの言葉だ
自身が小学生時代から参加したあいさつ運動が実を結んだ瞬間だ
協力できるかも重要な問題だ
人間誰しも一人では生きていけない、とよく言われる
多くの人が関わるからこそ文明がここまで育ったのだ
問題行動が多くないか、
その背景に他人と接している時に感情的になっていないか、について
施設に通う時間が長くなればなるほど発見できる確率は上がる
職員が気づく、同じ立場の利用者が気づくなど
様々な経験がこれを招いてくれる
それが起こった時に解決案が出されるのがベストだ
働きたいあなたへ
職業準備性ピラミッドの存在を知っていれば
これから働く上で身につけるべきスキルが一目瞭然だ
自分の弱点や強みすら見つけられることもあるだろう
これをあなた自身が通う施設の職員と共有することで
これからどんな支援が必要かを確認することもできる
それだけこのピラミッドは誰かの役に立ちたいー
そんな人達に強く勧める
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