私と言う人間とは
ここで彼氏との話しを休んで「私」について書いて行こうと思います。
私の家庭環境は
祖母、母、姉、私の3人家族。父は私が3歳の時に癌で他界。父の事は覚えていない。
小学校3年くらいの時に祖母が他界。その後3人で生活するが引っ越しをきっかけに私はいじめにあう。
靴や上履き、絵の具セット、習字セット、教科書など学用品が常に隠され教科書、ノートは落書きだらけ。無視は当たり前。歩くだけで暴言。直接触るのは汚いからと傘などで殴られたり、物をぶつけられたりした。そんな小学校時代だった。でも私の中ではあまり気にしてなかった。毎日、学校に行っていた。それが当たり前の生活になっていた。小学校なのに【くだらない奴ら。みんな揃わないと何も出来ないくせに。】と思っていた。
そんな小学校生活を2年過ごし中学に行く。私はわくわくした。【やっとあいつらと少しは離れられる】と思ったからだ。
中学に入って凄くカッコいいと思う人達が居た。髪は金髪で制服も私が着ているのと違う。スカートは長い。上着も短く、シャツも襟元が違う。男子も金髪でやはり制服が違う。【この人達は何だろう?】そう思った。そしてかえってから姉に聞いてみた。「あれは不良だよ。3年だね」
姉は4才上だから小学校以後は同じ学校に行く事はない。
姉に不良と聞いて【私もなりたい‼️】と思った。理由は【カッコいいから】それだけだ。
そう思ってからは行動が早かった。姉は私より背が高いので中学の時のスカートをもらった。そして髪を染めるやり方も聞いた。オキシドールと言う消毒薬を使うと聞いて薬局に買いに行った。そしてやってみた。初めてやったからよくわからずお風呂場でとりあえず全部髪にかけてしばらく置いた。手が白く痛く頭もヒリヒリしてきたので流した。そして鏡を見たら髪が茶色くなっていた。しかし何故か根本が金髪みたいになってなんか変になっていた。それでも私は満足していた。
翌日、学校へ行った。みんな近寄らない。そもそも中学入ってから友達と呼ぶような人は居ない。
特に気にせず過ごしていると先生に呼ばれ職員室に行く。髪の色、スカートの長さを戻すように言われたが私は「なんで?」と答えた。
先生は「校則だから」と。私は納得できなかった。とりあえず全部戻せと押しきられて話が終わった。私は戻さず生活していた。そしてある日、小学生の時に私をいじめてた奴らが私の所に来た。何を言いに来たのかと思えば「凄いね。先輩に目をつけられるからやめな。あと小学生の時はごめんね」と。
私は笑ってしまった。彼女はさらに「これからは仲良くしよ」と。私は大爆笑。彼女はちょっとムッとした表情で「何?謝って仲良くしようって言ってるからって調子乗んなよ」と。
私は爆笑していたがその言葉を聞いて笑いが止まった。
私「何を勘違いしてる?勝手に謝ってきて仲良くしようって言ってるだけじゃん。調子乗んなよって何?お前こそ1人じゃ何も出来ないだろ?」
彼女「はぁ?じゃあ放課後ちょっと話そうか」
私「いいよ。一人で来いよ」
彼女は私から無言で去った。そして放課後。学校の目の前は海。靴を履き替え外に出ようとしたら【彼女達】が居た。私はやっぱりなぁ、と思った。小雨の中、彼女達4人の後ろを私が歩く。そして海に着いた。
彼女達「お前、見た目派手にして何考えてるの」
私「別に」
彼女達「私達をビビらせられると思ってんの?生意気なんだよ」
私「は?あんた達なんて気にしてないけど」
と言いながら笑ってしまった。さらに続けて
私「一人で来いよって言ったよね?やっぱりみんなが居ないと何も出来ないんだね」
彼女達「お前調子乗んなよ」
と言いながら蹴っ飛ばしてきた。それがきっかけで私は持っていた傘で蹴っ飛ばしてきた彼女を叩きまくった。周りに居た彼女の仲間3人は動かない。と言うより少しずつ後退りしていた。そして動かない彼女の手の甲に傘を思い切り刺した。
振り向き彼女の仲間3人に
私「まだ何か話ある?」
彼女達は動かない。返事もしない。何故か泣いてる奴も居た。だから私は帰る事にした。
あの事件から1週間ほどした時に朝、学校に行ったらパトカーがあった。先輩達が何かしたのだろうと思っていた。しかし靴を履き替えようとしていたら担任が来た。
担任「お前何したんだ?警察がお前を迎えに来てるからこっちに来い」
私「え?何?何で私?」
担任「お前が何かしたからだろ。」
私「いや、何もやってないよ」
担任に連れられ校長室に入る。警察らしき人が2人ソファーに座っていた。
担任「今は登校時間で目立つのでもう少ししてからでお願いします」
警察「わかりました」
私「………」
なぜ自分の所に来たのか全くわからない。しかし警察に行けばきっとわかると思っていたから気にしなかった。
初めてパトカーに乗る事に少しわくわくすらしていた。そしていよいよ出発し警察署の少年科に行く。
案内された2畳ほどの部屋に机と椅子2つ。
これから長時間ここに居るとはこの時はわからなかった。
宜しくお願いします