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ジュエリー職人を目指した頃の記憶を思い出し、冬に合う宝石の話をしてみよう

クリスマスといえばジュエリーというほど、寒い季節はジュエリーが美しくみえる気がする。わたしは25歳から30歳までジュエリー職人を目指して、20代後半はルースという宝飾に使う宝石をよく見ていて、買えるものを探して買っては指輪にしていた。

今は人の未来と願いを聴いているプロコーチとして仕事をしているので、宝石を扱うことから離れて10年たったけど、20代の頃に夢中になったころを思い出し、石の魅力を語ってみたい。

石の写真や石言葉、思い出エピソードは、全て、先日Art me Work 彫金ワークショップを共催したジュエリーブランドNudgeのWEBサイトから引用する。


こってり美しい琥珀飴のようなシトリン

ジュエリー職人を目指していた頃、一番最初に買ったのがシトリンだった。大きめの石でも3000円程度だったので、買い求め安かったのとこの黄色に惹かれた。モース硬度という硬さを表す数字は7。とても扱いやすくて宝飾には向いている石だよ、と先生に言われたことも記憶にある。その石で、ペンダントトップを作った。シルバーで石枠を作って初めて作った石留めだった。

石言葉:快晴に生きる
太陽のような明るくパワー溢れる豊かさをもたらしてくれます。自分の健康や、商売繁盛のお守りに。

https://nudge-jewelry.com/products/citrine?variant=43525087232214


綺麗な黄色で、こってりした琥珀飴みたいな色が、とても好き。シトリンという名前も好きだ。

カラフルでどんな色も揃うトルマリン

ピンクトルマリンに、イエロートルマリン。バイカラートルマリン…など、ない色はないんじゃないか?ってくらい色んな石がある。しかもそんなに高くない。大きさも色々あって、カットも色々でカラフルで種類がとにかく豊富な石だ。

石言葉:和を見いだす
ひとつの鉱物グループの中で最多の色を誇る、色彩豊かな石。ひとつの石にふたつの色を持つバイカラーも。
自分とひと、体と心、思考と行動など、あらゆるものごとのバランスを取り、調和をもたらします。

https://nudge-jewelry.com/products/tourmaline?variant=43525136285910

1つの石の中に、ピンクと緑が入っているウォーターメロントルマリンっていう石がある。スイカみたいだからこの名前。縦長の石でいつかネックレストップに加工したいって買ったけど、そのままになっていることを書きながら思い出した。

割れやすく繊細で憧れのオパール

モース硬度という硬さ指数5.5~6.5というとても柔らかい石。この色が大好きで、昔、彫金を学びはじめの頃に先生に「オパールで指輪を作りたい!」といったら、「オパールは爪を留めるために叩くと割れやすいから、もう少し経ってからにしたほうがいいよ」と言われた思い出の石。結局オパールには手を出せずじまいだった。今でも憧れる石だ。

石言葉:希望が溢れる
「希望の石」と呼ばれ、先が見えないときに支えとなり、自分の無限の可能性に気づかせてくれます。

https://nudge-jewelry.com/products/opal?variant=43727255011542

この小宇宙みたいな色は、ずっとみていても飽きない。これが地球から生まれるんだから、やっぱり地球は神秘だなとオパールを見ると思う。

女性の象徴のような愛の石モルガナイト

モルガナイトといえばピンクモルガナイト!この色!女性性の象徴のようなピンク。たまらない…これでペンダントを作りたい!と、オーバル(たまご型)の15ミリぐらいのモルガナイトを国際宝飾展で買って、そのままコレクションになってしまっている。いつか作りたいと思ったけれど、もう自分では石留めできない…

石言葉:愛を与える
愛情が満ち、特に家族やパートナーとの関係の中で、日々の小さな幸せに気づく余裕と、何事にもとらわれない明るさをもたらします。

https://nudge-jewelry.com/products/morganite?variant=43525163024598

この優しいピンクは肌を美しく見せる効果があるような気がしていて、指輪にもネックレスにもぴったりな石だ。

おじいちゃんを思い出すアメジスト

父方の祖父が石好きで、巨大なイガイガしたアメジストの石の塊が祖父の家にあった。きれいだな〜とみていた記憶があるので、アメジストといえば、18年前に亡くなったおじいちゃんの思い出が蘇る。アメジストらしい紫。

石言葉:愛を高める
「愛の守護石」ともいわれ、大切な人との愛を守り、育みます。
また、直観力・洞察力を高め、落ち着きのある自分に。

https://nudge-jewelry.com/products/amethyst?variant=43524988502230

アメジストの由来はギリシャ語のamethustos(酔わない)らしい。古来では、お酒の酔いを防ぐと考えられていたらしい。おじいちゃんはあんまりお酒を飲む人ではなかったなぁ。ちょっと厳しかったけど、夏に遊びに行くとよく花札をして遊んでくれた。好きだったな。また会いたいな。

グリーンで唯一無二のペリドット

8月生まれの私の誕生石、ペリドット。誕生石といえば、4月のダイヤモンドや7月のルビー、5月のエメラルド… ”高価な石が良い石”だと子供の頃は思っていたので、私も4月生まれがよかったのに… と思ったこともあったけど、エメラルドともトルマリンとも違う、ペリドットらしいグリーンは特徴的だ。トルマリンやスピネルのように、色んな色がなく、「緑」しかないペリドットが唯一無二感があって最近好きになった。

石言葉:とびきりポジティブ
降り注ぐ太陽の光を浴びたみずみずしい草原のような輝き。自分の中のネガティブなエネルギーを追い払い、心を明るく照らしてくれます。また、パートナーとの円満のお守りにも。

ペリドットは暗闇のライト下でも美しい輝きを放つことから、「イブニングエメラルド」や「夜のエメラルド」といった呼び名もあるらしい。夜のエメラルドとはまた洒落た名前だ。

ティファニーから名付けられたタンザナイト

ティファニー社が名付けたタンザナイト。ブルーの色が美しい。ジュエリー職人を目指していた頃、タンザタンザ!と読んでとても好きだったこの色。希少性が高く、大きな石は高価だった。小さなタンザ3粒と、大きめなタンザ1つを組み合わせた指輪をオーダーで作って納品したなぁ〜と思う、思い出深い石だ。

石言葉:決断を定める
夕暮れの空のような深い青色の石。
思考と感情を整え、人生の岐路で正しいと納得できる決断を助けてくれます。

https://nudge-jewelry.com/products/tanzanite/?variant=43727089238230

ティファニー社が流通しやすいように名付けたタンザナイトという名前。タンザニアの夜の色から連想されたといわれているらしく、さすが、ロマンチックだ。

たまには地球の宝である宝石を眺めてみてはどうだろう?

先日開催した石と彫金ワークショップ"Art me work"で、みなさんが15こぐらいの石の中から直感で1つを選ぶ様子を眺めていると、地球から生まれた天然の石には、やはり不思議な力があるんだろうなと思った。何よりこのカラフルな色は、私たちの心をときめかせる。心をときめかせて、決意や願いを後押ししてくれる気もする。


地球の贈り物である宝石を眺めると不思議な活力が湧いてくるので、時には天然石を眺めて、気分を浄化させることもおすすめだ。


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