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決めつけないでちゃんと聴いてよ母ちゃん

ちゃんと聴こう。3歳だからわかんない、きっと眠たいからぐずってるだけ、と決めつけずに。

土曜日は、夫の強い強い強ーい希望で渋谷で開催中の笹尾光彦氏の展覧会を見にいった。(会場に行ってすぐ帰ってきたけれど)

大人の我々は大興奮。素敵な絵ばかりで、うっかり1枚購入してしまった。(ちなみに赤シール●だらけ!売約済だらけ!大盛況!)

「瑛理!この絵素敵でしょ!ね!いいでしょ!!家に飾ろうよ!」
「いやーもう、えりちゃん おうちかえりたい!!」
「かえりたいかえりたいかえりたい!」
「ここたのしくない!おうちかえりたい!」
「ちょっと!電車に乗って出かけたいって言うから連れてきたのに、なんでよ!楽しいでしょ!もう!ちょっと待っててよ!!」

終始こんな会話。ずーっと不機嫌でぐずって、不平不満たらたら。

“電車に乗って出かけたがり3歳長女”も喜ぶかと思って、
お出かけだよ〜!楽しみだね〜と連れてきたのに、なんでよ!!!楽しいじゃん!と、私も不機嫌。もうしばらく一緒に出かけたくないと帰りの電車で密かに思った。

そして日曜日の長女。洗濯物を干す私と一緒に庭に出て遊び出す。

赤い木の実を見つけ大興奮!たくさん取って、ままごと用のお皿に移し変えたり、砂と混ぜてみたり、咲いていたローズマリーの葉っぱを取って匂いを嗅いで実と混ぜて、ずっと一人で何かを作っていた。
昨日とは打って変わってとても楽しそうに。

木の実があって歩きまわれて、自由に創作できる庭の方が、渋谷なんかよりずっと楽しい。どれだけおしゃれをして、渋谷で絵をみることよりも、庭で草木をとっておままごとした方が、ずっとずっと子どもは楽しい。

こうやって書くと、当たり前のことなのに、昨日は「せっかく連れてきたんだからお散歩楽しもうよ〜!」と本気で思っていた私。

3歳さんにとって渋谷は全く面白くない街だ。人が多くて音も大きくてうるさい。車ばかりで歩くときも注意ばかり。展示品をうっかり触りそうになろうもんなら、「触っちゃダメ!」と注意される。遊べる遊具もなければ、土も砂も木の葉もない。そりゃおもしろくない。

対照的な二日間を過ごして、日曜の夜に感じたこと。

ちゃんと相手の言葉を決めつけずに聞こう。ぐずっていたのは、眠たいからだと決めつけて、かえろうかえろう!楽しくない!という声に耳を傾けず、「眠たいからぐずってるだけ。はぁ・・・ベビーカーでお昼寝すればすっきりして楽しめるのに、もう!」と思っていた。

ちゃんと聴かない最悪の例。振り返れば、言ってた言ってた。

ここつまんないからおうちにかえりたい!と。おうちであそびたい!と言ってた。上野公園にきた時は絶対言わないおうちかえりたいを散々言ってた。

こんなに色々なものがあって楽しいのに、なんで帰ろうとか言うの?
どうせ眠たくて不機嫌なだけ。昼寝したら機嫌も直るさ!寝てくれ〜

全然本人の気持ちを聴こうとしていなかった。


決めつけるのは止めようと肝に銘じた2日間。娘のことも、それ以外のことも。

きっとこうだ!だっていつもそうだから!と決めると、どんなサインも必ず見落とす。

また今日も瑛理から大事なことを教えられた。気づきをくれる瑛理に感謝して、明日は笑って保育園に送り出そう。

数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。