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描き続ける為の新たな挑戦

イラスト作家の彼女が新しいブランドラインを立ち上げたいという話。胸熱なので書き記したい。

インスタでフォロワーさんが5000人ほどいて、もう10年弱ずっとイラストを書いている。書くことはアスリートに似ているらしい。彼女がよくそんなことを言う。しっかりファンもいてグッズを出せば売れて、一つのオーダーが仕上がり、予約受付を開始するとすぐに埋まってしまうらしい。

そんな彼女がぐっと一歩踏み込むという。ずっと描き続けるために、作品を作り続けるために、しっかりお金を生み出す仕組みを整えたい。そのための新たな戦略を考えているという。

好きなテイストしか描けません。私が好きな絵を描きます、とはなりたくない。商売と好きをより両立させるために。もっと絵に力を注ぐために、やりたいことをやり続けるための新たな戦略の始まりだ。

20年後どうなっていたいか。
好きなイラストを描き続けたい。だからこそ自転車操業ではなくて、きちんとお金が入る仕組みを作りたい。

彼女は最近母になった。守るものができて、子どものために挑戦し続ける姿を見せたいし、好きな仕事で子どもに好きなことをさせてあげたい。そういう強い思いも、新たな挑戦へ踏み出す一因もあった。

新ブランドラインで作りたい商品で特に思いがあるのが便箋・封筒らしい。私はその理由がとても面白いと思った。キーホルダーは何個もいらないけれど、便箋封筒は気に入ったものは何度も使う、ある意味で消耗品。なくなればまた必要になって、購入した人がさらに別の誰かに送るのでさらに彼女のイラストは誰かに届く。まさにじんわり彼女のイラストが世の中に染み渡る。ゆっくりじんわり。不特定多数の人に、1枚がヒラヒラ飛んでいく感じ。便箋や封筒が、種となり、いろんなところに羽ばたいてイラストに戻ってファンになる可能性を秘めている。そんな種な便箋はとても素敵だ。

この話にはちょっと追加が合って、当初春なイラストになりかけたけど、あれ、ちょっと待ってそもそもなぜその便箋を作るんだっけ?目的は多くの人に販売することであり、それが種となってたくさんの人に届くことだ。だとしたら、季節性はないほうが安定して販売できるんじゃない?と。
結局、季節性のない定番デザインになった。
こういう気づきはコーチングならではだと思う。何を実現したくて、それをするかを予めきちんと二人で握っておくからこそ、最短距離でその目的を達成できる。

私は、一人で挑戦することがハードなことをよーく知っている。途中で結果が伴わなくなったり、優秀な周りと比較して凹んで意欲を失ったりしてしまう。何かを作り続けたり提供し続けるのは、心のUP・DOWNがつきもので、つい、言い訳して後回しにしたり、別のやりやすいことをやっているうちに1日が終わって1ヶ月がすぎて、結局何も進んでいなくてまた凹む。しっかり考えよう!と言って、一体いつ考えるかわからず時間がすぎて、そもそもやろうと思っていたことが何だったか思い出せなくなり、さらに後回しになる。気持ちが高い時は、こうなりたい!ああなりたい!と思っても、つい落ち込んでなりたい姿なんて見失って火が消えそうになる。

ああ、痛いほどわかる。だからこそ、だれよりも彼女がなりたい姿を、彼女よりも強くイメージして、その世界へ一緒に行けるようにコーチとして伴走したい。一人で走らない。実際やるのは彼女だから、私が何かするわけじゃないけど、誰かが応援してるからコーチに今度進捗を話をしたいから!というアンカーがあれば、人はやめずに・諦めずに頑張り続けられると信じているから。

完成して許可を得られれば、是非お披露目したい。彼女が作家としてこれからもずっとイラストを書き続けるためのスタートが始まった。そして私はその便箋を買って、他のクライアントさんに手紙を書きたい。

おーい!みんな素敵な便箋ができたぞー!みんなは元気にやってるかー!って書いて、種をばらまきたいと密かに目論んでいる。

数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。