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コーチとしての覚悟

コーチングを受けるにあたり、クライアントの覚悟について前述した。

今度はコーチとしての覚悟を書いてみたい。

クライアントが自分の人生をかけて実現したいことや本気の願いを持ってきたときに、

コーチはクライアントの選択肢を広げて明らかにして、人生に変化が起こるよう、濃密でオリジナルな対話をする。

そしてそんな対話ができる環境を整える。

その環境は、2つ。

・クライアントが自らの人生に変化を起こすために必要なリスクがとれる「安全な環境」
・クライアントが常に意欲や好奇心、創造性をもって人生に臨み、必要な選択ができるような「勇気付けられる環境」

この「安全」というのは、心地よいばかりではない。むしろほぼ心地よくはない。重大な変化を起こすときには耳の痛いことを言う必要もある。居心地が悪いことも多々あるだろうけど、それもひっくるめて、変化を起こせるよう環境を整える役割がコーチにある。

自分で書いてちょっと腰が引けそうだ。とんでもなくどデカイ役割だ・・・

エベレスト級な山を登りたいという夢があったとする。でも、その登山は、誰のアシストもヘルプもなく、一人で全部準備して道のりも全部一人で行かざるを得ない。絶対に怖くて行けない。長年の夢でも諦める。そもそもエベレストに登ろうなんて想像もしない。

もし、「大丈夫。あなたの命綱は私がしっかり握っている。絶対に大丈夫!安全は確保した!さぁ行こう!」と言われたら・・・山登りに必要な道具を買いに行って、飛行機の手配をして、現地に行ってみようと言う気になるだろう。もしも、エベレストを目の前にしたとき、やっぱり無理だ!やめる!と逃げたくなっても、なぜか自信満々で「大丈夫!絶対に命綱は離さない。さぁ登ろう!」と言われたら、最初の一歩を踏み出して、登り続けられるかもしれない。

そんな存在がコーチなんだと思う。

クライアントにとって、パーソナルコーチを持つと言うことは、

自分がやりたいと思えば、なんでもできて、なりたいと思えば、どんな人間にでもなれるんだよ!ということを全面的に、絶対に、信じてくれる人が目の前に現れた

ということになる。

コーチはそれほど覚悟がいるし、そんな覚悟を持って、どんとこい!と横にいてくれるのが、プロのコーチだ。

まだまだ修行中のわたしには、そんなコーチは憧れだけど、その精神だけは忘れずに、どんとエベレストに伴走できるコーチになれるよう鍛錬を続けたい。


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