おきなわ ゆる薬膳生活4
捨てるところがないシークヮーサー
2023年10月5日
沖縄の代表的な柑橘系といえば、
真っ先に思い浮かべるのがシークヮーサー。
久しぶりに会った叔母の家を訪ねたところ、
なんと!身近に薬膳茶マスターが!!
シークヮーサーの皮だけでなく、
桑の葉やカラキ〈シナモン〉、バタフライピー、月桃、などなど数えきれないほどの種類の乾燥植物を見せてくれた叔母。その時々の体調に合わせてブレンドして、"オリジナルの薬膳茶"を楽しんでいるそう。
すごい、すごいと言い続けるわたしに、
「昔、おばあたちがやっていたことを思い出しながら作っているだけ」という。
聞けば、季節の作物でお茶を作るだけでなく、
ジャムを作ったり、染めをしたりと楽しんでいる様子。それらの中でも「シークヮーサーは捨てるところがない」とその素晴らしさを説明してくれた。
「昔の人たちは、切ったシークヮーサーを水に入れて洗濯をしていたよ」
えっ!と目をパチクリしていたら、「芭蕉布とかもシークヮーサー洗ったらパリッとするから、そうしていたよ」とのこと。まさかの、洗濯洗剤の代わり😂
さらに驚いたのは、果汁を取る際に出てくる種の意外な使い道😅 取り除いた種を泡盛か日本酒につけておいて、その漬けた種を取り出して腕肌の上等で滑らせながらこすると、肌がしっとりするのだとか。
実際やってみると、確かに肌触り滑らかに。こんか使い方があるのか、とまたびっくり。
果汁はジュースやドレッシング、ゼリーのほか、風味付けにも大活躍する。
さらに、乾燥させたシークヮーサーの皮は、
陳皮として、お茶やお料理にも使える。
なんて万能なシークヮーサー💕
【効能】
気の流れを促す。イライラ、怒りっぽい、ため息やおならが多いなどの気滞証におすすめ。