もういちど勉強を始めてみた

今年の夏で30歳になるらしい。就職してからというものの、日々の仕事やライフイベントに追われているうちに、気づいたらこの歳だ。勉強しているかというと日々の仕事から学ぶことは多々あるものの、そういえば落ち着いて学習する時間がないことに気づいた。

履歴書に書けることはあるか

業務経験は色々あるのであんなPJこんなPJいくらでも書けるのだけど、履歴書がスッカスカだ。なんとITパスポートと普通自動車免許しか持っていない。

IT業界の隅っこで仕事をしていると、当然ながら周りは情報処理技術者試験の難しいやつをパスしていたりする。一方で私はコーディングもほぼ全くの未経験だ。20代も終わろうという今、じわじわとやばい気がしている。

資格がなくてもそれなりに戦える？

とはいえ、これまでも無資格でも問題なく仕事はできているのだ。クライアントとも話せるし、仕様書もそれなりに読みとける。仕事の殆どは文章を書いたり連絡をとったりなので、どっちかっていうとどこでも使えるスキルでまかなえてしまう。

…なのだが、この歳にもなると後輩も増えてくるし、将来的に部下もできるかもしれない。何か聞かれたときに答えられないとかなり困る。これではいけない、せめてさわりの部分だけでもやろう、と思ったのが先週末の上司との面談でのことだ。

さわりからやってみる

というわけで、今更ながら4月の基本情報技術者試験を受けてみようと思う。最終的に取るべきなのはシステム監査技術者…なのだけど、千里の道も一歩からである。こんなこっ恥ずかしいことを書くのも意思表明しておくのが大事だからだ。

いつの間にか午後試験にpythonが加わるらしいので、ついでにそちらも始めてみることにした。今は途中まで無料の学習サイトがたくさんあるので大変ありがたい。とりあえず多次元リストをループ処理でいじくり回すところまできた。上達すればTwitterのAPIを使って遊んだり、仕事で使っているツールを更に活用できたりするらしいので楽しみだ。

幸い、試験用のテキストを読んでもかなりの割合が業務上触れたことのある知識なので、比較的とっつきやすい。何より、自分で決めて始めた勉強はそれなりに楽しい。こういう分野が自分に合っているかは未だに分からないけど、もう一度学ぶ習慣をつけたほうが退屈しないだろうし、意識的に残業を減らすことができそうな気がしている。

本番まであと3ヶ月、まずは始めるところから。