見出し画像

ライターとして初めてのまとまった収入が5万円だった。あの時は嬉しかったなあ。


ライターになったのは偶然

私の場合、ライターの仕事がしたい!
と思ってこの仕事についたわけではなく
本当、偶然というか、ご縁があったというか・・・

子育て中に、たまたま
子育てサークルを主催していて
近隣市町村の子育てサークルの人たちが集まって
地域の子育て情報誌を作るって話があって
私もそこに入れていただいた。

ママたちが集まって
自分達が欲しい情報を載せて作っていた情報誌。
販売した売上で次の号の印刷費を賄っていたという
手弁当の情報小冊子。

仕事としてやっていたわけではなかったけれど
楽しかったし
少しでも社会の役に立っていることが嬉しかった。

子育て中って、
なんか社会と断絶されたような世界にいるから・・・
社会的に意義のあることに関われるだけで嬉しかった。

同じ子育て中のママとの接点を持てるのも楽しかったし
それに、みんなすごい人たちだなあと
めちゃ尊敬した。

未就園児連れで編集会議をしていたけれど
会議なんて名のものじゃない(笑)

デスクの下は、お菓子だらけw
話をしていても
途中でオムツ交換したり、授乳したり

カオスな会議(笑)
楽しかったなあ(笑)

そんなある日。
とある雑誌の編集者さんが
カオスな会議にやってきた。

「支社を作るので新たにライターさんを探している。」
とのこと。
「この中でやってくださる方はいませんか」
の問いかけに
5〜6人だっただろうか・・
手を挙げた。

私もその一人だった。

単純に面白そう〜
やってみたい〜
ってだけだった。

そして、それが私のライターとしての第一歩だった。


何もかもが初めて

もう20年も前の話なのでw
今とはちと社会事情も違う。
でも、今考えると、かなり最先端な仕事をしていたと思う。

家で子育てしながらパソコンで原稿を書いてメールで送る。
なんて、今じゃ当たり前の時代かもしれないけれど
20年以上前の話だからねえ。

あ。
でも最初はワープロで書いて
フロッピーディスクを編集社へ車で持っていく
という何とも時代を感じさせるやり方だったけれど(笑)

それがあっという間に
パソコンとメールで仕事をするようになった。

夫がパソコンを買ってくれたのは
本当にありがたかったなあ。
今更ながら感謝。

雑誌の仕事だったので
取材して原稿を書くというのがメインだった。
取材に行くのは月に1〜2回。
その数時間だけ子どもを預けていた感じ。

思い返せば・・・
最初の原稿は、真っ赤だった(笑)
直しが入ってね。

それもありがたかったのよね。
何せ、全てが初めてなので
こうやって書くのか〜と
自分の提出した原稿と
直された原稿を見比べて勉強したなあ。
戻してくれた当時の編集者さんには大感謝なのです。

仕事の量は少なかったけれど
取材に出る数時間以外は家にいて仕事ができる。
いわゆる、在宅ワークの走りだったと思う。
それも、その頃住んでいたのは
都会じゃなくてかなり田舎にいましたからね。

夫が転勤族なので、いつ引っ越しがあるわからない。
でも、この働き方は転勤族の妻である私に向いているではないか。
そう思ったわ〜
まあ書くことも嫌いじゃなかったしね。
実際、その後、その通りになった。

リライトで5万円を手にした!

ある時、編集者さんから
「リライトの仕事してみませんか」
と連絡をもらった。

雑誌に掲載された過去記事を参考に
新たな記事をおこすというものだった。

例えばAというお店が過去何年かで
何度か取り上げられているとしたら
その時は、都度取材して記事を書いているわけだけれど
その過去に掲載されたものをもとに
文章を組み替えて作り直すというものだ。

文字数的には150字程度だったような気がする。
あまりはっきり覚えていないけれど・・
とにかく、ちょっとした店の紹介文って感じのものでした。

私には言葉遊びのような感覚でできて
めちゃ楽しかった。

単価500円で50軒分。
やらせてもらうことになったわけです。

前述の通り、私にとっては楽しくて
結構サクサク進んだ。

締め切りよりだいぶ早くできたので提出したところ
編集者さんが
「すごいですね!もう50軒分やりませんか」と。

こちらもわりとサクサク進めて合計100軒分。
単価500円だから5万円の収入になった。
これがライターとしてまとまった収入は初めてのことだった。

サクサク・・とはいえ、詰まったりしたこともあったし、自分なりにかなり頑張ったわけです。
でも・・・
子どもが寝ている間にパソコンに向かってこれだけ稼げるなんて
すごいな。。
と自分で思ったし、こういう時代になっていくんだな・・とも思った。

この5万円、生活費に使ったらなんとなく終わっちゃいそうだ・・
と思って、
当時、ものすごく欲しかった食洗機を買った。
まだまだ、各家庭にはほぼない時代。
ちょうど5万円くらいだった
パナソニックの最新型の食洗機。

神家電でした。
その時以来、私にとって食洗機はなくてはならないもので
引っ越しするたびに冷蔵庫と同じくらい真っ先に取り付けました。

時代は変われど・・

そんな化石のようなライターですがw
今までライターとして仕事を続けてこられたのは本当に周囲に感謝しかないのです。

もちろん、自分の努力もあると思う(笑)
大変だった時もある。(笑)

今は、ChatGPTとか出てきて
またこの先、時代は大きく変わっていくなあと思う。

でも、これまでもかなり変わってきたよ。
ライターの世界も。

webライターで仕事している人の中でも
安い単価で誰でもできるような仕事をしてきた人は
仕事がなくなる可能性があるんだろうなあと思う。

ライターだけでなく多くの業種で
業界内淘汰が進むのだろうと思う。

一時期、HP制作会社が乱立した時代があった。
あれも、結局淘汰されたもんね。

なくなるわけではなく「淘汰」だと思う。
だから、どうしたら生き残れるのか
あるいは、いっそ見切りをつけて他のことをやるのか
そうした選択が迫られる時代になってきたわけだ。


おっと・・
また長くなってきたから
続きは今度にしよう。




起業ママを応援したくて、子育てしながら起業して両立してきた私の経験や学び、失敗談など包み隠さずメルマガに書いています。
起業に興味ある、あるいは起業したけどイマイチうまくいっていない起業ママさんに読んでいただけたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?