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お伊勢さんに並ぶパワースポット東国三社参りバスツアー(前編)
初めてバスツアーというものに参加してみました。
東国三社(とうごくさんしゃ)とは
東国三社はあまり聞いたことがないかも知れませんが、伊勢神宮は聞いたことがあるという人も多いと思います。
東国三社とは、茨城県の「鹿島(かしま)神宮」、「息栖(いきす)神社」、千葉県の「香取(かとり)神宮」の三つを指します。
その昔、江戸時代頃には、「伊勢神宮」への参拝が大ブームになりました。
十返舎一九(じっぺんしゃいっく)が書いた滑稽本「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)で、主人公の弥次さん喜多さんが伊勢詣でに行く道中を描き伊勢詣での人気に火がついたとも言われています。
そんな伊勢参りと並んで江戸時代に人気だったのが、「お伊勢参りの禊ぎの三社参り」と言われた関東の三社。
それが東国三社です。
特に、関東より北に住む人たちは、お伊勢参りの帰りには、この三社にお参りし、そのご利益がすごいとたちまち人気になったのだとか。
東国三社のうちの二つは「神宮」と付いています。
そもそも、神社と神宮の違いって何?
と思って調べてみました。
神宮も神社も神様をお祀りしているところです。
その中でも、お祀りしている祭神(さいじん)が皇室の祖先や皇族と縁のある神社を神宮と呼びます。
神社の中でも神宮と名乗れるところは少なく、明治前には「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」の三つしかなかったようです。
現代では、神宮と付く神社も増えましたが、それも特別な許可を得る必要があるのだそう。
東国三社のうちの二つである「鹿島神宮」「香取神宮」は由緒正しき神社であり格の高い神社であることが伺えます。
公共交通機関では行きにくいのが東国三社
そんな東国三社は由緒があるだけでなく、かなりのパワースポットだという噂をネットで見つけたしまった私。
昨年、友人と伊勢神宮へは参拝しましたので・・・
東国三社も参拝に行きたい。
と、そんなところから計画しました。
普段は基本、電車旅なので、どうやったら行けるのか調べましたが、どうやら公共交通機関で三社を巡るのはかなり無理があるようでした。
そんな時に見つけたのがバスツアー。
東国三社にバスで連れて行ってくれるらしい!
何だと!?そんなものがあるのか!
電車やバスを乗り換えたり長く歩いたりせずに、バスに乗れば連れて行ってくれる。
なんということでしょう・・・
当初は一人で行く予定でしたが、昨年お伊勢参りへ一緒に行った友人たちに聞いてみると、「行く!」と即答(笑)
今回も3人女子旅となりました。
今回お世話になったのは「四季の旅」さん。
私たちが参加したのは、その名も「東国三社巡りバスツアー」。
東京発着コースです。
1人8,480〜9,480円で、東京駅からぐる〜っと三社回ってまた東京駅まで戻ってくる日帰り旅です。
バスが4列シートのため、1人で2席利用できる設定もあって、ちょっと割高になっても隣に知らない人が乗っているより2席占有できるっていうのは一人旅には嬉しいかも。
ってことで、今回は3人なので4席にしました。
トクだ値30でお得に東京へ
今回は、長野を始発で出発です。
6:02 長野発 あさま600号 東京行
えきねっとで、事前予約をして行きも帰りも「トクだ値30」が取れましたので、長野-東京の往復で11,360円。
安いっ! ありがたい〜
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天気予報では雨予定でしたが、2日ほど前に「曇り」に変わり、超ラッキー!
雨は降っていません!
東京駅丸の内口出てすぐのところが集合場所です。
バスはこんな感じのバス。
良いバスでしたよ〜
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茨城県鹿嶋市の鹿島神宮へ
東京駅を8:30に出発。
まずは、茨城県まで1時間半ほどの移動です。
このツアーは添乗員さんが1日ついてくれまして、バスの中でも、添乗員さんがさまざまな豆知識小ネタを話してくれるので飽きませんでした。
乗り物酔いもしなくてよかった。
10:30頃、鹿島神宮に到着。
こちらで150分の滞在となります。
昼食も各自この時間内で取ることになります。
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狙って行ったわけではないのですが
ツアーに参加した日は6月1日。
なんと、夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)のための茅の輪(ちのわ)が設置された日でした。
夏越の大祓は、心身の穢れ(けがれ)や罪、過ちを祓い清める神事。
6月30日に執り行われます。
茅の輪をくぐり、半年の汚れを祓う行事として各地で行われています。
なぜ茅の輪を潜るのかは、神話の中でスサノオノミコト関連の話で出てきます。(長くなるで割愛・・)
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鹿島神宮は結構広く、また小さな社もたくさんあります。
拝殿は大鳥居を入ってすぐのところにあり、まずはこちらでお参りを済ませます。
奈良の鹿は鹿島神宮が先
国歌「君が代」に出てくるさざれ石はここにあるとか。
あれ?確か、長野県内にさざれ石ってあるのを聞いたことがあるような・・・
と思って調べたら諏訪大社にありました。
諏訪大社も昨年参拝しましたが、色々繋がりがあるのですね。
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鹿島というだけあり、鹿園もあります。
鹿といえば、奈良のイメージが強いのですが、実は奈良の鹿も元はといえば鹿島神宮から行ったのだとか。
バスの中で添乗員さんが話してくれて、「へぇ〜!!」と思いました。
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大鳥居から入ってきて一番奥には「御手洗池」「巨椎」があります。
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大きめおだんごでお腹も満たされる
御手洗池の前には売店があり、おだんご、みそおでん、蕎麦、ドリンクなど販売しています。
みたらしだんごは、みそ味みたいでした。
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おだんごで小腹が満たされたところで、さらに歩いて行きます。
先ほどの御手洗池の手前に「奥宮」があります。
そうそう・・バスツアーのデメリットは、一度にたくさんの人がいるから、常に並ぶことを覚悟するってところ。
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奥宮参拝の後は、裏手方面へ。
ここの小道は、珍しい光の模様が地面に描かれるらしい。
わざわざ映し出したかのような、綺麗な水玉模様がたくさん!
周りの木々も美しいですが、天気が良ければぜひ地面に落ちる光も見てください。
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地下で繋がっている???要石
奥宮のさらに奥へ行くと、地震を起こす大鯰(おおなまず)を抑え込んでいると言われる「要石(かなめいし)」があります。
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7日掘っても掘りきれなかったという要石は、後で行く香取神宮の要石と地下で繋がっているという噂?神話?言い伝え?があるとか。
流石に、そんなばかな・・とは思うけれど、面白い話ですね。
鹿島神宮の要石は凹、香取神宮の要石は凸だそうです。
直接触ることはできませんが、しっかりと見ることができます。
神社でカレー?
さて、ツアーでの滞在時間は150分ですから、間に合うように昼食も取らなければなりません。
たくさん食事処があるわけではないので、混雑する前に食べようと奥宮の前にあるカフェ(以前は売店だったそう)でランチです。
添乗員さんが、ここのカフェが最近カレーも始めたと言っていたので、カレーを食べました。
スープカレーのようなカレーで、ご飯は押麦入り。
辛くはなく、サラッとしていて鶏肉はほろほろでとても美味しかったです。
ついていたサラダも美味しかった。
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カフェ瀞(とろ)さん。
このカレーは、cafe SanJose(カフェサンホセ)さんというキッチンカーのお店の手作りカレーみたいです。
ただものではないこのカレー。
添乗員さんの言葉に乗っかってよかったです。
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忘れちゃならない東国三社守
いやはや、実に回る箇所が多くて、時間が足りないほどです。
それでも、要所要所回ってきて、美味しいランチもいただいて、余裕を持ってバスに戻りつつ、お土産屋さんを探そうということになりました。
ところが・・・
お土産屋さんらしきものがほぼない。
それにびっくりしました。
仕方ないねと、大鳥居の外を少し散策していたら、添乗員さんにばったり。
この先にミニ博物館があると教えてもらい、無料で見学できるこちらを少し見学させていただきました。
さまざまな歴史などが展示物で窺い知ることもでき、こじんまりしているけれど、なかなか良いところでしたよ。
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この三社参りで忘れてはいけないのが、「東国三社守」です。
三社のうちの最初に画像一番右にあるお守り本体を受けます。
三角柱になっていて、一面に一つずつご神紋をシールで貼り付けて完成するようになっています。
お守りやお札は、またお返しにこなきゃいけないのので、どこででも受けたりしないのですが、やはりこれだけは!
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さてさて。
東国三社巡りバスツアーはまだ半分なのに、またしても長文になってしまったので、2回に分けて書くことにしました(笑)
後半もよかったら読んでください。
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後編はこちら
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