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車が故障した!故障ランキングや故障修理の料金・流れについて解説

3級整備士の闇です!
第107回の今回は車の故障について書いていきたいと思います。

〈故障の可能性が高い車の特徴(前兆)〉

車の故障は突然起こる時が多いと思われがちですが、ほとんどのケースが何かしらの前兆があって故障に至ります。しかし「車が走行できる=異常な」と考え少しの異変に気が付かず乗り続ける人も少なくなりません。取り返しのつかない故障を起こす前に故障の可能性が高い車の特徴について把握しておくことが重要です。

それでは、故障の可能性が高い車の特徴を挙げていきます。

〈車からの異音〉

車のエンジンをかけた時や運転中、ブレーキをかけた時などにいつもと違う音が聞こえることがあります。しばらくすると音が聞こえなくなるため、気になるほどの音でないと判断しがちですが、この音が故障の前兆となるのです。

異音には、さまざまな音があります。

■ 何かが外れたような音

部品は、劣化していくためうまく噛み合わなくなり、部品が外れたようなカラカラという音が聞こえてきます。これは、エンジンや足廻りなどさまざまな箇所から聞こえますが、すぐに治ることもあり見逃してしまう場合も少なくありません。

■ 部品が擦れるような音

車にはいくつかベアリングが使われていますが、ベアリングの劣化による音が聞こえることがあります。これは走行中に多く、ゴーという低い音が聞こえてきます。

■ 摩擦による異音

ブレーキをかけた時、キーという音を聞こえた経験はありませんか?この音は、ブレーキパッドが減ったことによるベアリングとの摩擦音です。この音がしていて放置するとブレーキが効かない恐れがあります。

上記のような異音の他にも、普段とあきらかに違う音が聞こえた時は要注意です。

〈車からの異臭〉

異音の他にも故障の前兆となるのが、普段とは違う臭いです。まず、車から異臭がすることはありません。エンジンをかけた時に焦げたような臭いや排ガスの臭いなどがした場合、配線やマフラー、触媒などの故障が考えられます。

〈行中の違和感〉

走行中にハンドルがぶれたり、ブレーキ操作でいつもとは違う停車をした時も故障の前兆となっている場合があります。例えば、タイヤのパンクは徐々に空気が減ることもあるため、異常に気付かず走行している子どもあるのです。

・警告灯の点灯

最新の車は、故障箇所を警告灯の点灯で知らせてくれます。警告灯が点灯した場合はすぐに修理が必要です。なかには、警告灯の誤作動という故障の可能性もあるため、警告灯が点灯した時には早めに業者にチェックしてもらいましょう。

〈車の故障箇所ランキング〉

異音や異臭など、さまざまな故障の前兆について見てきました。症状によっては、どの部分の故障なのか分かりづらいものもあるため、車の故障しやすい箇所を覚えておくことがポイントです。

それでは、国土交通省の平成28年路上故障の実態調査結果から、クルマの故障箇所ランキングを挙げていきます。

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