【不定期雑記 #24】個人企画で大賞を獲ったり旅行行ったりなど複数雑記。

 どうも、透々実生です。

 不定期雑記も何やかんやで23回目。今回は色んな事があるので雑記形式でやっていこうと思います。が、主な話はタイトルに掲げた話です。

 しかし、もう既にこれも2ヶ月前の話。同時並行で書きすぎて最早近況ですらない……。

個人企画で大賞を頂きました!

 ということで一発目がこちら。

 (リンクが悪さをしているのか何やっても埋め込みができないので、スクリーンショットしてますが)随分前ですが、こちらの通り、天野蒼空さんの個人企画「第3回空色杯」にて大賞を頂きました! 万歳!

 発表はYouTube上で行われました。その様子はこちらから。

 まず空色杯について
 こちらは、お題となる短い(10秒前後)の音楽を聴いて、そこからイメージされた小説を書くというこれまたユニークで面白い企画です。部門は500字以内部門と、500字以上(5,000字以内)部門とに分かれていて、今回私は500字以上部門に参加しました。
 参加作はこちらでした。

 折角なので作品についての軽いライナーノーツでも。

 お題となる音楽については、上記リンクの小説の最後に載せていますが、不気味な曲調の鉄琴感のある音でした。これを聴いた瞬間、私は「電車駅のホームの発車音みたいだな」と思い、そこから着想を得て構成を考え始めました。そこから、大体次の様に考えて話を組んでいきました。

 電車の駅のホームの音にしては不気味だよなあ、そう言えば異界駅(きさらぎ駅、ひつか駅、はいじま駅など)なんてものがあったし、その設定を援用させてもらおう。で、いつの間にか異界駅に辿り着いた事にしたいんだけど――きさらぎ、如月(二月)か。じゃあ、それを通り過ぎて弥生駅って存在するのかな……。(ここで検索)
 おお、岡山県に水島臨海鉄道水島本線というのがあり、弥生駅は実在するらしい! よし、そこに乗っていたと思ったら実は異界駅だった話にしよう(弥生→卯月→皐月→……と続いていけばよかろう)。
 じゃあ、この主人公は元々何しにこの鉄道に? それがないと物語として弱いよな。よし、調べよう。(ここで水島本線近隣の観光スポットなどを検索)
 なるほど、夜景があるらしい。実際に行った人の体験談も見つけた。水島駅では降りないんだね……。三菱自工前というところで降りるのか。じゃあ、ここに来るため、ということにしよう。
 そこに行った理由は? まあ、息抜きとか疲弊した心を癒すためだろう。あの夜景の光って、実際のところは働いている人達のいる場所が光っていることが大抵だけど、それでも綺麗なものは綺麗なんだよね。なら、働いている人達のいる所から離れて眺めている――傍観しているという立場を自覚することで、普段の喧騒から離れている、という事にしよう。よし、大体固まってきたぞ。

 30〜40分くらい延々と悩みつつ調べて、もう大体この辺りに来たら書き始めます。
 思考プロットでお察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は岡山県に行った事がありません。なので、岡山県のホームページを訪れたり路線図を確認したり周辺地図を見たりなど、インターネットで信頼におけるソースを可能な限り調査し、それを想像力で補って書くことにしました。(そういや、これを書いている当時「経験がないことは書けない」みたいな意見が流布していて炎上していましたが、実体験がなくても想像体験や、別の実体験援用で書けるやろ、と思います。)
 なので、主催者の天野蒼空さんが実際にこの鉄道に乗った事があると聴いた時はかなり血の気が引きました。え、間違った事書いてないかな……とか。あの場では指摘が無かったのですが、なんか間違ってたら本当にごめんなさい。この場でお詫びします!
 その他も、書くに当たって色々援用した所はあります。日本三大夜景が何なのかは知りませんでしたし(3年に1回選び直されるのも本当に知らなかったし、知ったのは偶然)、画像は今流行りのお絵描きAI「Stable diffusion」から引っ張りましたし(表紙画像はそこに文字を足しただけ)。何より最後に女性が言ったセリフの一部は、実は漫画『ここは今から倫理です。』に出てくるセリフをオマージュしています(しかしこのセリフは、私の実体験も相俟って、かなり衝撃を受けて私の心に傷を残している)。
 但し、それ以外の男の最後のセリフなどは私の独自の表現ですし(実体験込み)、資本主義についての考え方も色んな人の意見を聞いた結果醸成されたものです(とは言え、資本主義は現時点で最も完成されたシステムだと思います)。それがなければ創作ではないと私は思います

 タイトルの『(ス)プライシング。』については、プライシング(pricing)が「価値をつける」、スプライシング(splicing)が生物学の用語でして、「メッセンジャーRNA前駆体に含まれる成分のうち、タンパク質合成の際の不要部分を除き、必要部分を繋ぐ事」となっています。自殺した人々は「不要部分」として除かれてあの電車に乗せられ、必要なもののみが現世に残されていく――そんなスプライシングをされた人々に焦点を当てたのが、このお話でした。

 あともう一つ。これを書いている時、私は壮絶なスランプに陥っていました。何しても面白いものが書けた気がしない、という思いに囚われていたのです。3月になったら突如そこから解放された訳なのですが、しかし応募したこちらの作品は、はっきり言って完成度は可能な限り高めましたが自信がありませんでした。もうほとんど「えいままよ!」と参加させて頂いた感じもあります。
 それでも大賞を頂き、構成や表現をお褒め頂き、「完成度が高い、これに尽きる」と仰って頂けて大変嬉しかったです。これはこれで私の自信となりましたので、今後も創作を楽しんでいこうと思います!

KACに参加した話。

 KAC――Kakuyomu Anniversary Championshipという、外部の小説投稿サイトカクヨム様での企画に参加しました。
 取り敢えず一言だけ。めっちゃ大変でした
 数日おきに出される7つのお題についてそれぞれ即興で小説書く企画で、短編連作をしてはいけないという当たり前の結論を得る事ができました。
 努力の跡は下からどうぞ。


熱海へ心を癒されに!

 上記の2企画だけでおよそ35,000字以上を書き、更に同時並行で『カミキリ』の続編を書いている(この記事執筆現在、進行中)上、『無数の銃弾』に寄稿する文も書いていました(近日発売!)ので、ものすごい勢いでものすごい量のテキストを打っている状態でした。
 で、この時期、元々友人と「コロナも落ち着いたし久々に熱海に行こうぜ!」という話をしていましたので、執筆もお休みという事にして、熱海で2日間のびのびと過ごしておりました。
 この時期、JRの踊り子号に安く乗ることができる、というキャンペーンをやっていたので、それを利用して安く行きました。帰りだけ。切符購入短答の私は、行きの分が抽選に外れてしまったので……(それでも普通列車グリーン車に乗って快適に旅をしていきました)。

 雨が降っていたのであまり観光らしい観光は出来ませんでしたが、まあ、沢山飲んで食べて温泉入って堪能してきました! 写真の解説形式でゆるゆるっと語ってみようと思います。

熱海にやって来て早速ビール。ご当地のお酒を飲むのはマストなのです。
行ってから初めて知りました(下調べしない人)が、金目鯛が名産。煮付けが売り切れていたので海鮮丼!
チーズケーキ屋さんで頂いたおしぼり。なんと手書き!可愛い……!
静岡にも銀座。元々「銀貨幣の鋳造所」なので各地にあるのはそりゃそうなのです。
(フォロワーさんのお蔭で)見慣れたたぬき。マスクをしています。
飲み屋さんにて。やっぱりここにも金目鯛。やきう観戦しながら美味しく頂いていました。
旅館に続く階段。異世界に通じてそうな雰囲気……!
興味があったので買ってみたチーズケーキ。ラムネ味の青いチーズケーキ。かなりさっぱりしてて見た目に反し美味しかったです!
翌日朝ご飯。ちなみにこれ以外のご飯、味噌汁、おかずはバイキング制で、どれだけ食べても1,600円!安い……!
廃墟。良い佇まいだったので撮りました。友人も撮ってました。
ご当地キャラ。めちゃくちゃ可愛い……!見た目通りの明るい子の様です(店内のキャラ紹介より)
熱海城。やけにエンターテイメントじみてるなと思ったら、建てられたのが昭和時代のアミューズメント施設。ちなみにこれだけ入って1,000円で楽しめます。安くない??
で、熱海城からの眺め。一面の海原……!!
熱海城地下のゲームセンターにて。これもタダで出来ます。WACCAというゲームで初めてやりましたが意外にできるものです。
足湯からの眺め。温まりながら絶景を目にできるのは大変滋養に良いです。
展示品。なんと石垣部分まで全部マッチ棒で作られた途方もない作品。凄い……!


 ちなみにこの友人達含む面々で、今度は山形県に行ってきます。実は初の山形県なので楽しみ……!

以上!

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