㉕頑張れ木魚 だらだら道中 〜僕が福祉系公務員になった理由〜
タイトルを見て分かる方には分かるだろう。
元ネタは1995年にKONAMIから発売されたスーパーファミコン用ソフト
「がんばれゴエモン きらきら道中〜僕がダンサーになった理由〜」である。
この語感が好きなので引っ張ってきただけで「がんばれゴエモン」は今回の話には全く関係ないです。
ゴエモンの出番はここで終了。
ありがとうございました。
閑話休題。
某県の福祉職に採用されてから2年が経とうとしている。
今の職場では3年目になると中堅扱いされる。
嫌すぎる。
区切りも兼ねてここらで福祉系公務員を目指した理由と、社会福祉士を3年かかってまで取得した理由について備忘録的な意味で書こうと思う。
〜僕が福祉系公務員になった理由〜
大層な理由なんてないです。
金
給料
Money
Salary
これだけ。
おわり。
〜福祉系公務員になって見た現実〜
流石にこれで終わりにするのは忍びないのでもう少し書くことにする。
そもそも福祉とは何か、定義をいくつか見てみよう。
まず出てくるのが幸福
その次には生活の安定や充実といった言葉が出てくる。
何を以て幸福とするか。
どこまでの水準が安定・充実した生活となるのか。
児童福祉に携わっているけれども
虐待経験(暴力、性的、精神、ネグレクト)
育児放棄で生まれた頃から施設or里親暮らし
児相から送られる児童票(その子の詳細が書いてある紙)で嫌なほど見てきたし話も聞いた。
吐き気がした。
少し人間不信に陥った時もあった。
ある程度施設での生活も落ち着いて家庭に戻した子供がまた非行に走ったという噂も聞くことがある。
お世辞にも良いとは言えない環境で育った子供たちにとって幸せとは何か。
好きなことが出来ればいい?
好き勝手やった結果自分に不利な環境に陥る。
結局不幸になる。
どうすればいい?
それが分からないまま3年目を迎えた。
多分4年目になっても答えは見つからないと思う。
多分ここに来るのは早かったのだろう。
自分はそこまで出来上がった人間ではないのだ。
そんなことを考えながら今日も出勤する。
公務員として県民に尽くさねばならない使命を背負ってしまったがために。
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