ただ吐き出したい気持ち

最近はよく生きる意味などを考える。
意味もなくただひたすらに時間だけを浪費していくことに恐怖に近い感情だけがある。

そういった想いの根源は人を好きになれないことだと気づいている。
まだ10代とか若い時は人を好きになれなくてもいつか自分を愛してくれる相手が見つかり、その人に愛を教えてもらって、みたいな、漫画や小説のようなことが僕にも起こるはずとずっと考えていた。

その機会はくることがなくもう20歳も折り返しを迎えようしたときに受け身ではだめだと思い、行動をしたこともあった。あの時初めて自分からデートに誘った相手は間違いなく僕にとって、外見が好みであっただけではなかったと思う。人を裏切って、人に裏切られて、人に臆病になっていた僕が一歩踏み出せず、連絡先をきけないでいた時には先輩を経由して僕に連絡をくれた。2回目のデートを誘えないでいると、他の人も含めて食事に誘ってくれた。帰る方向が一緒だったからよく、2人で歩いて帰った。
今、冷静になって考えれば、こんな僕のことを好きでいてくれたと思う。そんな人の想いを受け取れず、何年もこうやって後悔をしている。
会社を辞めてからは、会社関係の人の連絡先も消してしまったから、今何をしているのか把握する術もない。
少しだけあの人にとっては、僕と一緒に生きていくという選択肢を与えなかったことが良かったのではないかと考えることによって自分を慰める。
悲しいし、悔しいし、惨めな思いだがあの人にとって僕と一緒に生きてよりも他の人と生きていくほうが何倍も幸せになれるだろう。

夜眠れずにこうやっていろいろ考える。考えれば考えるほど前を向いていく理由も見当たらない。いつからそうなってしまったのだろう。

暗闇の中からずっと、抜け出せないでいる。
助けてほしいんだ。それだけはわかっている。
差し出された手を掴む勇気が欲しいだけなんだ。


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