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「最後まで読んで自信になった!」次はあなた!:食事摂取基準2025年版読み解き講座

厚生労働省が公表している食事のガイドライン「日本人の食事摂取基準食事摂取基準)」。このたび改定されて2025年版となるタイミングで、本文全体を読み、しっかり理解しておきたい!と思っている人はきっと多いことと思います。それを確実に、現実のものにしませんか?

食事摂取基準には、日本人の健康の維持・増進のために1日に摂取しておきたい栄養素の摂取量の基準が示されています。本文の中では基準値の数値だけでなく、その値に決まった経緯や、使い方までが細かく説明されているんです。食事指導、献立作成、食情報の発信など、栄養に関わる仕事に就いている人はもちろん、この内容をしっかり理解し、この内容を使ってお仕事を進めていくことになりますね。

とはいえこの食事摂取基準、真に理解するには、公衆衛生学・栄養疫学などの専門知識や考え方が必要です。そして、本文は500ページ以上もあります。そんな分厚い専門書をひとりで読みこみ、実践できるまでに内容を理解するなんて、どうしたらいいんだろう…と不安に思うのではないでしょうか。

そんな思いを抱いていた悩める人たちを対象に、5年前、食事摂取基準2020年版が公開されたときには「食事摂取基準2020年版を読む会」という講座を開講しました。これがかなりの好評で「最後まで読めたことが自信になった!」「この講座のおかげで最後まで読め、疑問も解消できた!」と、受講生のみなさんから喜びの声をいただきました(講座の感想ページはこちら)。

さて、それから5年、2025年度から使用が開始される食事摂取基準2025年版の本文が固まってきました。これまで食事摂取基準を十分に理解できていなかった、と思うあなた。今度こそ本文全体を自分で読み、理解し、使えるまでに定着させてみませんか?約5か月間で食事摂取基準2025年版を読み解くための講座を2024年7月に開講します!

今度はあなたが「最後まで読めたことが自信になった!」と思う番です!講座の内容を紹介します。



●講座タイトル

「食事摂取基準2025年版読み解き講座 ~食事摂取基準がわかる!使える!を目指して~」

●講師

元東大助教で栄養疫学の研究者として9報の論文を発表してきた児林聡美(こばやん)が講師を務めます。食事摂取基準2020年版策定のときは、そのとりまとめを経験しました。2025年版のときもほんの少しだけ作業のお手伝いをしました。つまり、食事摂取基準策定の舞台裏を見てきた経験のある本物の栄養疫学者の講義を受けられ、直接質問することができるわけです。

食事摂取基準2020年版を学ぶための講座であった「食事摂取基準2020年版を読む会」は100人以上が受講し、「どんな質問にも親切丁寧に回答していただき、些細なことも質問することができた」「初めて全てを読むことができて自信になった」「自分の思い違いや、勝手な知識で解釈していた部分を知り、新しい知識や忘れていた内容を確認できて実践に即活かせた」といった感想をいただいています。

過去の受講生の感想

●この講座で学べること

食事摂取基準の「真の理解」を目指します。
講義を受講して知識をつけながら、自分で本文を読むこともしていきます。自学自習を進められるようにしっかりとしたサポートも行います。
それによって…

✔食事摂取基準の全文を自分で読める
✔なぜ食事摂取基準が大切なのかがわかる
✔どのように基準値を決めているのかの全ぼうがわかる
✔個々の栄養素の基準値の定まった背景がわかる
✔各基準値の使い方がわかる

最終的には、まず、全文読めた!という自信がつきます。
そして日常の業務の中での食事摂取基準をどのように活用すればよいかがわかるようになります!

●こんな「暗黙の了解」に気づいていました?

食事摂取基準って、「基準」という名前がついているくらいですから、つい「基準値」がいくらになったか、という「値」が気になると思うんですよね。

たとえば「摂取不足にならないため」に決められている「推奨量」という基準値があります。この値を「これ以上摂取すれば不足しない量」と単純に解釈できたら、あまり問題はないですね。使い方が難しいとも感じないでしょう。

ところが、「体の機能を保つために必要な最低量」つまり「必要量」は、全員が同じ値じゃないんですよね。個人差があります。だから分布があります。けれども、基準値は性別と年齢ごとに、ひとつだけ示されているわけです。ということは、この基準値って結局何を示しているのでしょう?そしてこれをどうやって使えばよいでしょう?

この「『必要量』は個人差がある。だから分布がある。」という事実、これこそが疫学での「暗黙の了解」の部分です。こういった、食事摂取基準にはわざわざ書かれていないんだけれど、読み解きには必要になる栄養疫学の知識というものがあります。そのあたり、ちゃんと理解できていないと、残念ながら食事摂取基準の「真の理解」には到達できないんです。

●必要な知識を基礎から丁寧に解説

今回の講座では、食事摂取基準の「真の理解」に必要な公衆衛生学や栄養疫学の基礎知識をLIVE講義でお伝えしていきます。前回の2020年版のときの目標は「自分で読む」ことを大事にしていたため、自己学習の側面が大きく、講義による解説はありませんでした。その結果、ある程度の知識がある方々からは、十分読み込めたという感想をいただきました。けれども、知識が十分になかった人にとって、講師へ疑問・質問をしながらの自己学習で、全体を読み、理解するところまで到達するのはちょっと難しかったかなとも思うんです。そこで今回は、読む前の注意点や、読んだあとの疑問にLIVE講義の中で解説していきます。さらに、「自分で全部読んだ!」という自信が得られるように、自分で読むことも大事にしてもらおうと思っていますが、ただ「読みましょう」ではなく、栄養疫学の基礎知識を必要に応じて説明しながら進めていきます。しかも、基本的なことからでも丁寧に!そのために、食事摂取基準を教材に学び進めますが、栄養疫学の基礎知識も身に付けられること、間違いなしです。

●本文全部を読むサポートができる唯一の専門家!

策定委員の先生方が講師となった食事摂取基準の講座は、これまでもこれからも各地で開催されることと思います。とはいえ、読むべきポイントはある程度示してもらえるものの、「ちゃんと自分で本文を読みましょう」というところに終始してしまうと思います。それはある意味当然ですよね。あなたが食事摂取基準を読むところまでサポートするのは、その講師の先生方のお仕事ではないからです。

一方で、こばやんは食事摂取基準の策定にも関わった経験のある専門家です。とはいえそれより以前は、食事摂取基準って何?という初心者でした。そして、同じ研究室の仲間と、わからないことを教えあいながら読み込んでいく経験もしました。食事摂取基準の理解のむずかしい点をわかっており、その部分に寄り添い、共感しつつ、基礎的な知識から高度な専門知識までを提供できる専門家はほかにはいません

●疑問・質問しやすい環境と回答の丁寧さが売り!

毎度のことですが、講座の中では、質問対応をしっかりしていきたいと思っています。どんな小さな質問でも、おたずねいただいた質問は、すべて何らかの形で回答するつもりです。そして、その質問と回答を、質問してくださった受講生の方だけでなく、受講生全体にシェアしていく予定です。この「質問対応」は過去の様々な講座でも受講生のみなさんの感激ポイントでした。自分の質問に答えてもらって疑問が解決するだけでなくて、他の人の質問を目にすることは「自分がこんなに理解できていなかった」ことに気づかされるし、その回答を知ることで、さらに内容を深く理解することができるんですよね。過去の講座受講生の感想からもうかがえます。

今回も、各回の終了後には「課題」を提出してもらいます。その課題の中に「疑問・質問があればお書きください」があります。いただいた疑問・質問の中で重要なものはLIVE講義の中で回答していきます。また、提出された質問にQ&A集を作成して配布することも検討しています。これで小さな疑問ひとつ残さず理解できるようになり、その結果、「ただ読んだ」だけではなくて「読んで理解できた」という自信を持つことができるようになるのです。

<食事摂取基準2020年版を読む講座のときの教材サンプル>
読み解きチェックポイント解説(サンプル)
みんなの提出課題(サンプル)
Q&A集(サンプル)

●こんな方におすすめの講座です

この講座は、食事摂取基準を業務で活用する場面がある人で、基礎的な栄養疫学の知識に自信がない、食事摂取基準をまだ読んだことがない、という人におすすめです。
一方で、食事摂取基準2020年版は読んだことがあるけれど、最新版の2025年版も読んでおきたい、という人にもおすすめします。

✔食事摂取基準の全文を読んで理解したい
✔食事摂取基準の全文を読んだ!という自信をつけたい
✔食事摂取基準の内容を実践に活用したい
✔エビデンスにもとづいた食情報とはどういうものか知りたい
✔一緒に意識高く学べる仲間を作りたい

●こんな方はご遠慮ください

反対に、こんな方は受講をご遠慮ください。

✔他の受講生の批判をする
✔ひたすら受け身の姿勢で受講する
✔課題の提出期限などの約束を守らない
✔できない理由を人や環境のせいにする

●カリキュラム内容

■形式

オンラインLIVE講義(6回/4週間ごと)
   +教材配布による自己学習(10テーマ/2週間ごと)
※LIVE講義へのリアルタイム受講が難しい場合は後日配信する動画受講可

■受講期間

2024年7月21日~12月8日(約5か月間)

■オンラインLIVE講義の日程

① 7月21日(日) 14:00~16:00
② 8月18日(日) 14:00~16:00
③ 9月15日(日) 14:00~16:00
④ 10月13日(日) 14:00~16:00
⑤ 11月10日(日) 14:00~16:00
⑥ 12月8日(日)14:00~16:00

■扱うテーマ

テーマ01. 総論1,2
テーマ02. 総論3,4,5
テーマ03. エネルギー
テーマ04. たんぱく質、脂質、炭水化物、エネルギー産生栄養素バランス
テーマ05. 脂溶性ビタミン
テーマ06. 水溶性ビタミン
テーマ07. 多量ミネラル
テーマ08. 微量ミネラル、水
テーマ09. 対象特性
テーマ10. 生活習慣病や生活機能とエネルギー・栄養素との関連

■スケジュール

各テーマを2週間ずつ読むペースで進めていきます。
具体例として、最初の4週間のタイムスケジュールを説明します。

・LIVE講義①
テーマ01、02を自分で読むための事前確認ポイントをお伝えします。

・ポイント配布(テーマ01)
本文を自分で読むときのチェックポイントとその解説が書かれた教材を配布します。(読み解きチェックポイント解説(サンプル)
LIVE講義日(日曜日)からこの教材を読むことができます。
この内容をもとに、テーマ01の範囲の食事摂取基準本文を自分で読み進めていきます。
テーマ01読み解き開始です。

・予想Q&A配布(テーマ01)
読み解き開始4日目(水曜日)には、過去の食事摂取基準の講座受講生からの質問を参考にして作成した、予想Q&A集を配布します。(Q&A集(サンプル
範囲内の本文を読んだ後で、このQ&Aを読み、自分では気づいていなかった「あいまいに理解していた部分」への理解を深めます。
その後課題に取り組みます。
課題として提出してもらうことは毎回ほぼ同じで、
・今回初めて知ったこと
・(あれば)今回の内容に関する疑問・質問
・感想
です。
質問はQ&A集に書いていないことのみすることができます。
この課題の提出が始まります。

・課題締め切り(テーマ01)
読み解き11日目(翌水曜日)までに課題を提出していただきます。

提出していただいた課題はそのまま受講生全員にシェアします。(課題提出締め切り後3日以内を目指します。)(みんなの提出課題(サンプル)

また、いただいた質問をもとに予想Q&Aに追加を加えた、最終的なQ&Aを作成して配布します。(課題提出締め切り後7日以内を目指します。)(Q&A集(サンプル

こうして14日間(2週間)で、テーマ01がいったん終了です。
開始後15日目に、テーマ02が始まります。

テーマ02の流れはテーマ01と同じです。

その後、テーマ01、02が終わったところで

・LIVE講義②
テーマ01、02の質問回答コーナーを設けます。
この中で、とくに解説が必要そうな疑問・質問に回答していきます。

これで、テーマ01、02の内容が完全に終了です。

この流れを5回繰り返すことになります。

・LIVE講義②
ではその後、次のテーマ03、04を自分で読むための事前確認ポイントをお伝えして、講座は続きます。

●特典

・食事摂取基準に関する質問
この講座に関する質問に加えて、食事摂取基準2025年版に関すること、使い方に悩んだときなどの相談を2030年3月末まで受け付けます。いただいた疑問・質問には、講義の中での回答やメールでの返信など、何らかの形で回答していく予定です。

・リアルランチ会への参加
講座開講中、数回のリアルのランチ会の開催も検討中です。こちらにも参加いただけます(飲食代は実費を別途いただきます。)

・講座終了後の質問会への参加
講座終了の半年後ごろに、食事摂取基準2025年版の活用に関する質問会(LIVE講義)を実施したいと思っています。こちらに無料でご招待します。

・受講生同士の交流
チャットを使って他の講座受講生と交流することができます。

・個別コンサルティング
この疑問・質問に、メールではなく直接の回答がほしい、という場合には、対面またはオンラインでの1対1のコンサルティングも受け付けます。

ただし、特典は受講コースによって異なります。詳細は今後開催する説明会で、各受講コースの内容をご確認ください。

●今後の予定

受講のお申込み期間は2024年7月7日(日)~14日(日)の予定です。参加費、受講のお申込み方法などの詳細情報は、2024年7月7日(日)14時からのオンライン説明会でご案内し、その後メルマガ読者さまに情報をお届けします。講座受講を考えておられる方は、説明会の参加をご検討ください。参加くださった方は、早期割引の適応などの特典を得られる可能性が高くなります!
説明会、講座受講とも、申込みはメルマガ読者さんのみが可能です。今後順次ご案内していきます。この機会にこちらのメルマガへご登録のうえ、お待ちください。

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●最後に

この講座を通じて
✔食事摂取基準の全文を自分で読める
✔なぜ食事摂取基準が大切なのかがわかる
✔どのように基準値を決めているのかの全ぼうがわかる
✔個々の栄養素の基準値の定まった背景がわかる
✔各基準値の使い方がわかる

最終的に、全文読めた!という自信をつけ、日常の業務の中での食事摂取基準をどのように活用すればよいか、の実践にまで結び付けていきましょう!

以前の「食事摂取基準2020年版を読む会」講座の受講生からも、そして、過去のその他の講座受講生からも、こばやん講座は好評をいただいています。

食事摂取基準に関する疑問、質問に対してのこばやんの丁寧な回答は、こちらのnote記事も参考になります。

メルマガ読者さまには今後の情報をお届けしていきます。メルマガにご登録のうえお待ちください!どうぞお楽しみに!
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