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【心の詩歌】結婚すると歌の心がわかるよと言われたら(その2)

前回書いた、「結婚すれば本当の歌の心がわかるよ」(穂村弘が書いた、別の歌人の発言)の話の続きです。

詩において作者の人生と作品は分かちがたい部分があります。
詩歌は短く、言葉は多くの人が簡単に使えるため、たとえば楽器を扱うのにくらべれば簡単に創作できます。
楽器だと、まずちゃんと音を出せるかどうかから入ることになるでしょう。

その簡単さこそ、詩歌の面白さをもたらしています。
長編小説を書ききれるのは一部の人だけですが、誰でも書ききれる三十一音で面白い作品ができたら、それはすごいことなのです。

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