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心の詩歌

詩や短歌に興味がある方向けです。詩歌の紹介・創作論・哲学・社会問題などが中心です。更新頻度は月六回以上。
短めの読みやすい文章を、頻度多めでアップロードします。 こんな詩歌があるのか、とか、こんな考え方も…
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2024年3月の記事一覧

【心の詩歌】お気に入りの誤読・柿本人麻呂から前田夕暮へ

きょうの文章は短歌用語・文法用語多めです。 先日、短歌の友達四人で集まって映画を観ました…

中本速
4か月前
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【心の詩歌】なごり雪と字足らず

「なごり雪」という有名なフォークソングがあります。「今春が来て君はきれいになった 去年よ…

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中本速
4か月前
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【心の詩歌】別れに支えられる BUMP OF CHICKEN「ray」

別れの痛みを癒す詩歌、別れを切なく振り返る良い詩歌がたくさんありますが、今日は違った見方…

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中本速
4か月前
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【心の詩歌】キマイラ文語について・その3

『キマイラ文語』という本のタイトルは、文語はキマイラである、つまり、架空の特殊な生き物だ…

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中本速
4か月前
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【心の詩歌】キマイラ文語について・その2

さて、文語の話をしましょう。 川本が「キマイラ文語」と短歌の文語を呼ぶのはなぜか。短歌の…

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中本速
5か月前
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【心の詩歌】キマイラ文語について・その1

書籍『キマイラ文語』の話です。 川本千栄『キマイラ文語』の公式の読書会があったらしいので…

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中本速
5か月前
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【心の詩歌】【公開記事】結婚についての変な詩

きょうは結婚についての変な詩を紹介します。まずは松下育男の「顔」という詩です。 こいびとを(一応!)美しいと言いながらも、きもちわるいと書いています。「これ」という言い回しは、人が物体に思えたのでしょうか。 見慣れたものが変に思えることはたしかにあります。漢字をじっと見つめていると漢字に見えなくなる。結婚を前にしてまじめに考えすぎたのかもしれません。 素直すぎて真似できない詩もあります。 山之口貘「求婚の広告」。 この詩は最初の一行だけを引用したいと思います。 自分なら