ふゆのかおり
外の空気の匂いが「冬」になった。
なんというか、冬なのだ。匂いが。
あぁ、はじまるなぁと毎年思う。
雪がつもるまで暫くは風が寒い日々が続くんだろう。一番寒い季節だ。
匂いに気がついた日にちゃんと「雪虫」に出会う。
トドノネオオワタムシという名前があるようだがゆ「雪虫」と呼んでいる。ボディのロウでできた白い部分が綿のようにふわふわ、雪のようにも見えるのだ。なので雪虫。
雪虫がくると冬が来る
小さな頃からずっとそう思っている。そして確かに冬の匂いがすると見かける。ほよほよとか弱き生き物は力強く短期間の命を燃やすのだ。彼らを見て程なくして冬の季節は本気をだしてくる。
わたしも冬支度をしてほかほかしておかねば。
ふと思ったことなどを絵と共に記録します。 原風景は森の中。野性味じわっとあります。