筋金入りのペーパードライバー教習所に行く⑤
4限目。
イケメン教官はいずこへ。
見事なまでの白髪の教官が私の名前を呼んだ。
それはそれは、すごくすごく、ものすごくおしゃべりな教官だった。
四回目とはいえ、路上に出るのはやや震える。
それなのに、隣で出身地の話やら、身の上話やら、
挙句の果てに「いくつに見える」的な話まで。
きっとリラックスさせようと話してくれていたのだろうけれど、
ここはガールズバーかと錯覚する。
ノンストップで話すこと50分。
気ぃ遣いの性分が、100満点の答えをしなければと、そのことに思考をとられ、正直走った道を覚えていない。
できるようになったこと―その④-
①右折ラインはできるだけ右に寄る
②自分の判断で、無理せず待つときは待つ
③50キロ出す
④話に夢中になるとアクセルとブレーキを間違える
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