環境が変化する季節を乗り越えよう! メンタルヘルス対策
出会いと別れの季節、春。
入学や進級、入社や転属、人事異動など、
いろいろな環境や人間関係の変化を迎える時期ですね。
もちろん、何も変わらない方も多いかと思いますが、
SKKでも新しい仲間が入る事になり、
入ってくる方も迎える方も大なり小なり変化がありますよね。
そんな時期、新しい環境や人に馴染もうと頑張って頑張って、
頑張りすぎて起こるのがメンタルの不調。
以前も書きましたが、いわゆる「5月病」
今回は、そんなメンタルの不調に悩まされない為に
気を付けたいメンタルヘルス対策についてお伝えしようと思います!
多くの人が経験する5月病とは?
春に大きな環境の変化を迎えた人が、
GW明けくらいの時期(5月頃)に、気分の落ち込みや意欲の低下などのメンタルや体調の不具合を感じる「5月病」。
5月病と言っても、4月から新人研修を受け実際には5月から配属になる…
というスケジュールを取り入れている企業も多く、
6月に入ってから症状が出るパターンもあるそうです。
集中力が続かなかったり、気分の不安定さや倦怠感、不眠、食欲不振や増大などいろいろな不調が出て、
仕事が手につかない、会社や学校に行けないなどの深刻な状態になってしまう事もあります。
初めての環境で緊張しながら、学校や職場に慣れようとしたり
仕事や勉強でで成果を出そうと頑張り続けると、
GWなど大型連休で緊張の糸を切るきっかけになることがあります。
目に見えない・気づかないだけで、
それまで緊張でフタをしていた症状が、一気に表に出るというイメージ。
そう、本当はずっと心身ともに張りつめて、集中して、頑張りすぎて、疲れてしまっているのです!
緊張状態で頑張り続けることは、
通常1ヶ月くらいが限度と言われているそうです。
そう、限界なのはあなたのせいじゃない!
あなただけじゃない!
GWはあくまでも1つのトリガーであり、
そんな緊張状態が続けばみんな1ヵ月そこそこでキャパオーバーを迎えるのです!
5月病の実態は?
心や体に不調を感じると、いつもの自分を取り戻すまで、
つまり新しい環境に適応するまでに3~6カ月がかかると言われています。
人間の心はデリケートですね。
適応の早さや不調が出るかどうかは、
その人の物事の捉え方や、これまでの経験や価値観、
柔軟さ、コミュニケーションの上手さ、
気分転換どのセルフケアを行えているかどうかなどで違います。
もちろん、新しい環境での忙しさや雰囲気、今までの文化、
その環境にいる人たちの人柄でも大きく影響を受けますし、
同じ環境でも、それぞれが元々持っている適応能力の差によって
適応の速さやストレス度合いが変わってきます。
深刻な5月病にまで至る場合、
心や体には少しずつシグナルが現れています。
そのシグナルの段階として、3つの段階を経ています。
① 新たな環境になり、大きな変化や急激な負荷の増大を経験している
② 疲労を抑え込み、無理をして頑張り続けている
③ 大型連休で気が弛み、抑えていた疲労が症状として表に出る
上記のようなシグナルは、本人が自覚がある場合とない場合で
この後が大きく変わってきます。
客観的に自己分析ができたり、自分との対話ができていたり
振り返って考えられる人は、
上記のようなシグナルにも気が付けたり、
休みの日にリフレッシュするなどセルフケアをすることもできます。
それでもストレスが続くこともあると思いますが、
人に相談したり、自ら環境を変えるという選択肢を選んだりと
取り返しがつかなくなる前に何かしらの対策ができます。
しかし、このシグナルにも気づけず
「大丈夫!」と思い込んで緊張状態の中頑張り続けたり耐え続けると、
シグナルの段階も通り越し、気付けば深刻な5月病になっていたりします。
過度な緊張と頑張りからの大型連休で気が緩む。
激しい「緊張と緩和」です!
この差はなるべくグラデーションにしないと負荷が大きいのです。
基本の対策は「距離を置く」か「受け入れる」
5月病に陥る要因は1つとは限らず、複合的に重なる事も多いですが、
基本的にはかかった「ストレス」が引き金になります。
この基本を考えると、環境の変化でも上手く付き合っていくには
いかにストレスを溜め込まないか
自分のストレスの緩和策を知っているか
という事が大切になって来ます。
ストレス解消、疲労回復の基本原理は
「バランスのとれた食事」
「適度な運動」
「質のよい睡眠」
という基本的なものです。
それを考慮して考えると、
外食して美味しいものを食べたり、身体を動かす趣味を見つけたり、
ストレッチや半身浴など良質な睡眠がとれる事を取り入れるなど
生活を少し変えてみるなどの気分転換が有効かもしれません。
ストレスを受けている自分、疲れている自分、
気が張り詰めて頑張りすぎている自分に気付き、受け入れて
その要因から少しでも離れられる時間や環境を作る対策をしましょう。
疲れやストレスを自覚し受け入れる
日々の中でメリハリをつけ、適度な休養を心がける
人に頼れるところは思い切って頼る
家族や上司、先生、友人などに早めに相談する
自分なりのリフレッシュ方法を見つける
こんな対策をしながら、新しい環境や人間関係、新生活を乗り切ってみてはいかがでしょうか?
仕事や学業はもちろん大事。
就活や入試を頑張って、やっと手に入れた環境であれば
余計にストレスや自分の不具合を認めるのは苦しいですよね。
でも、1番大切なのは1人1人の心と体です。
苦しさを感じてきたり何かを変化を感じてきたら、
無理をせず、思い切って受け入れて、
セルフケアをしたり、時には環境を手放してみてくださいね。
ご自身のメンタルヘルス大事にコントロールしながら
日々健やかに過ごしましょう!
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