マナーとセンスが問われる 「香典返し」選びのポイントとオススメ
お通夜やお葬式に参列した際にお渡しするお香典。
そのお香典のお返しにいただくのが「香典返し」。
お礼の気持ちとはいえ、香典返しの品物選びにもマナーがあり、
なんとなくセンスも問われますよね?
当日お配りする返礼品とは違い、
お葬式が終わってひと段落して改めて贈る香典返しは
より選ぶのも難しくなってくるのではないでしょうか?
今回は、そんな香典返しのマナーと、オススメの品をお伝えいたします!
香典返し選びのマナー
香典返しはまず金額を意識する方も多いかと思いますが、
相場に見合う金額の品物でも、香典返しに向かないものもあります。
品物を選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう!
◆ 「消え物」を選ぶ
"不祝儀を後に残さない" という意味合いから、
食べ物や消耗品などの消え物が定番です。
◆ "縁起物" は避ける
お祝い事をイメージする、お酒や鰹節などは避けましょう。
◆ "四つ足生臭もの" は避ける
加工品などの状態にもよりますが、"殺生" を連想させるような
お肉やお魚はタブーとされています。
香典返しの相場
結婚式のご祝儀や、お祝いをいただいた際のお返しなどもそうですが、
基本は1/3~半返しです。
ただ、故人様やご家族への思いから高額のお香典を贈られる方も居ます。
特にご年配の方は、お香典で相場より高額を包む方も多く、
そういう場合にはて1/3程度までで相場に見合うものを返しましょう。
香典返しの "のしマナー"
香典返しを贈る際、「のし紙」を付けるかと思います。
お店で購入する場合には、きちっとしたのし紙を選んで貰えると
思いますが、専門のお店ではない所やネットショップで購入するときのため
マナーを知ってきましょう。
のし紙の水引は結び直しができない「結び切り」を選びましょう。
(最近は印刷されたのし紙が一般的です)表書きは、四十九日より前は薄墨、それ以後は濃墨を使い、
添えるお礼状の文字色も合わせましょう。水引の上は "心ばかりのお返し" を意味する「志」が一般的です。
(地域や宗教を問わずに使えます)贈り主の名前の書き方は、喪主の姓のみか、喪主の姓に「家」を付ける
のが一般的です。
喪主と故人の姓が異なる際、故人の姓に「家」を添えるのがマナーです。
※のし紙の書き方や水切りの種類は、地域性や宗教によっても変わるので、
よく調べてから準備しましょう。
オススメの香典返し【食品】
海苔やお茶
定番で人気のアイテムです。
お葬式当日の返礼品としても人気です。お米
食べられない人がほとんどいないというお米は、誰に対しても喜ばれ、
香典返しの定番です。
数種類おセットにするなど、料金の幅も広く用意できます。佃煮
魚が原材料のためNGそうですが、加工されているので問題ありません。
種類も豊富でセットにするのも喜ばれます。調味料
種類も豊富な調味料ですが、塩や醬油、みりんなどのシンプルで定番な
ものが人気です。お菓子
価格帯も沢山あり、種類も豊富で気軽に贈れます。
日持ちをするものを意識して選びましょう。ドリップコーヒー
最近では茶器が無いご家庭も多いので、お茶に代わってドリップコーヒー
が手軽で人気が出てきています。
数種類のセットにしたり、お菓子とセットにするなどバリエーションも
豊富に用意できます。
オススメの香典返し【食品以外】
カタログギフト
最近はギフトやお返しとして定番になってきました。
お相手側で好きなものが選べ、手間も省けます。石鹸や洗剤
「不祝儀を洗い流す」という意味合いから、香典返しの定番です。
あまり香りが強くないものが良いとされていますが、最近では
オーガニックの物など種類も豊富になっています。タオルセット
「悲しみを包み込む、不幸を拭う」という意味合いで、昔から人気です。
肌触りの良いものを選ぶようにしましょう。
最近では、コンパクトな家族葬も増え、お香典を辞退する方も
増えていると聞きますが、
それでも昔ながらの伝統風習が色濃い葬儀。
お香典をいただく機会はありますよね。
現在では昔より品物のバリエーションも増え、
気の利いたセット販売の用意があるものも多くなってきて、
ネットで選べるのも便利ですね。
故人様に思いを寄せていただいたお返しの品、
お相手を主ながら丁寧に選びたいですね!
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