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静かだけど人生が愛おしく思える作品 映画「おみおくりの作法」
今回は久しぶりの作品紹介です!
映画好きな中の人としてはちょこちょこやっていきたいこの企画。
今回は2015年に公開されたこちらのイギリス・イタリア合作映画について
ご紹介しようと思います!
「おみおくりの作法」
![](https://assets.st-note.com/img/1684388768318-bkmOLymafJ.jpg?width=800)
「おみおくりの作法」あらすじ
孤独死をした身寄りのない故人様のおみおくりをするという、
民生係のお仕事をしていた主人公ジョン・メイ。
丁寧に誠意を持って仕事をしていたにもかかわらず、
ある日突然、彼の解雇が決まってしまう。
退職前の最後の仕事として彼が出会った故人様は、
偶然にもジョンの近所に住んでいた老人だった。
そこからジョンはその老人に興味を持ち、
彼を知る人物を訪ね歩いて、老人の人生を紐解いていく。
イギリス中を旅して歩き、様々な人たちと関わり、
故人様の人生に触れていく中、
真面目で物静かなジョンの人生も少しずつ影響を受けていく…
![](https://assets.st-note.com/img/1684389538202-6OGK0he2Bw.jpg)
映画を鑑賞して
実は中の人がこの映画を観たのは公開当時。
ということで、数年後に葬儀屋さんで働くなんて思ってもみない
だいぶ前の感想ではあるのですが…
まず思ったのは、人の人生というものが丁寧に描かれているということ。
"孤独死" という少し寂しく思える亡くなり方をしている故人様でも
過去生きてきた人生の中では、人と関わりながら生きてきて
そこにはちゃんと思い出もあって。
関わりの無かった多くの人たちは知らないだけで
人にはちゃんと人生があるんだなと思いました。
そして物静かで真面目な主人公の人生が、
故人様の人生を辿ることで少しずつ影響を受けていく様子が
とても心地よくて共感もありました。
そうやって人というものは、
誰かと関わり合うことで少しずつ影響を受けたり影響したり
を繰り返していくんだなと思いました。
人の「死」というものを丁寧に描き、向き合うことで「生」を見つめる、
そんな映画。
人生を少し愛おしく感じるような、丁寧に生きていきたくなるような
そんな映画でした。
驚きのラストも待っていますが…
ぜひそれは映画を観てご確認していただければと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1684390455063-6LxIVhfey7.jpg)
「おみおくりの作法」というタイトルから
お葬式の映画かなと思われるかもしれませんが、
テイストとしては "ロードムービー" です。
1時間半という短さで物静かながら、見ごたえのある映画。
気になる方は、ぜひご覧ください!
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