【覚えておきたいお葬式マナー】 「お香典金額の相場」
前回、前々回と書いれきた「お香典マナー」シリーズ。
今回は第3弾で "お香典に包む金額の相場" について
お話しようと思います。
お香典の金額については、故人様との関係性や
ご自身の年齢によってある程度の相場があり、
その相場の範囲内の金額を包むのがマナーとされています。
それぞれの相場金額を、表を使って細かく見ていきましょう。
関係性別の相場金額
お香典にはご葬家から返礼品が用意されていますので、
返礼品の金額を下回るほどの少ない額はマナー違反ですが、
多すぎても失礼に当たります。
故人様との関係性に加えて、年齢でも相場が分かれるので、
相場に見合った金額を包むようにしましょう。
※お香典の風習にも地域性があるので、確認しましょう。
両親の場合は5万円~10万円、
きょうだいであれば3万円~5万円、
その他の親類に対しては1万円が最近の相場のようです。
勤務先関係やご友人であれば5千円程度が目安とされていますが、
付き合いの程度によってはもっと多く包む場合もあります。
20代であれば、30代以降に比べて相場金額も安くなっています。
故人様との関係性が深ければ、相場より多く包む場合もありますが、
基本的には相場に見合った金額を用意しましょう。
ただ、お通夜やお葬式でお食事が出る場合、
お食事代を下回ることの無いよう、5千円以上を包むようにしましょう。
■ 法要時のお香典金額は?
四十九日の法要でも、お葬式時と同等の金額を包むのが相場だそうですが、
一周忌や三回忌など、それ以降の法要時には
全体的に減額していく傾向のようです。
お香典を渡すタイミングは?
お香典をお渡しするタイミングは、受付時です。
記帳する前なのか後なのかは、地域によって異なる事があるので
周りを見て確認する事をオススメします。
また、お通夜と告別式両方に参加する場合は、
告別式の受付で渡すようにしましょう。
両方に参列する場合でも、お香典は1回のみ渡します。
何度もお渡しすることはと、不幸が続くことを連想させ、
また、ご家族の香典返しの負担にもなるので、タブーです。
お渡しの際には、「この度はご愁傷様でございます」と
お悔やみの言葉をかけて一礼をして、お渡しします。
お香典を用意する際の注意点
〇 ご葬儀は "前もって準備できないもの" というのが大前提です。
お金を包む際は、奇麗な新札の使用は失礼になってしまいます。
〇 "縁が切れる" を連想させるので、
包む金額は「割り切れる数字(偶数)」は避けましょう。
2万円を包みたい場合は、1万円+5千円2枚など。
冠婚葬祭では時代が変化していても風習が色濃く残っている場合が
多いです。
お相手のご家族が不快の思いをする事の無いよう、
マナーに気を付けながら準備しましょう。
お香典は、故人様への弔意に加え、急なご不幸で出費がかさむ
ご家族への助け合いの気持ちでもあります。
悲しみを抱えながらお葬式を準備するご家族の気持ちに寄り添い、
マナーを守ってご用意したいですね。
前回、前々回と書いてきた「香典袋の種類」や「香典袋の書き方」と
合わせて、今一度マナーを確認しておきたいですね。
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