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【企業インタビュー】副業者さんの伴走で発信力を強化~初めてのLine運用~

山口県山口市を拠点とする株式会社エボリューシュンは、太陽光発電やオール電化などの販売・施工を通じ、環境保護とコスト削減の両立を提案しています。

会社のビジョンや提案を、より多くの県民に向けて発信するにはどうしたらよいか-。副業人材のスキルを活用して解決を目指した津田龍春社長にお話をお伺いしました。


副業人材を募集した経緯を教えてください。

5年ほど前からネット上に広告を出していて、それなりに業績面で成果は上がっていました。一方で受注1件当たりの獲得単価や、キーワード設定、運用方法について適切かどうか精査したいと考えていました。

代表の私と広報担当者でネット広告について勉強はしてきましたが、本業として仕事をされているプロのレベルには及びません。費用に見合った効果的な広告を打てているのか、SNSの運用を含め専門的な視点から確認してほしかったのです。


実は副業者による解決方法はまったく頭になく、別の方法を模索していました。しかし山口銀行さんから提案された時、弊社の課題解決に生かせるとすぐに思いました。月3万円から専門家の知見をいただけるのは、とても価値のある仕組みだと感じ、2021年3月に募集しました。


募集手続きはスムーズに進みましたか。


山口銀行さん中心にしっかりサポートしていただいたので、面倒なことはなかったですね。


募集してからの流れを教えてください。

全国から12人の応募がありました。書類選考を通過した3~4人とオンライン面談を行い、2人に絞り込みました。そのうち、まずお一人の方と契約し、契約終了後もう1人の方とも仕事をすることになりました。

最初に契約した方は福岡で広告やウエブマーケティングの仕事を経て独立開業している30代の男性。もう一人は大阪在住の女性で、フリーランスとして企業のブログ執筆を行っているライターの方です。


選んだ決め手はなんでしたか。

副業に限らず弊社でほしい人材は「人のために役立ちたい」と考える人です。ですから、月3万円の報酬でこの仕事をしたいのはなぜかを聞きました。

1人目の方は「正直収入じゃない。知見が役に立つのであれば」とおっしゃっていました。普通ならおつき合いしていただけないほどのキャリアをお持ちなので、副業という形でお願いできるならと依頼することになりました。

もう一人の方はニュースレターに価値を感じていただけた方でした。弊社は2カ月に一度、既存のお客様にニュースレターを郵送しています。これをLINEに応用して強化していければいいという話になり、お願いしました。

お二人とも定例のミーティングは毎月1回、1時間程度オンラインで行いました。ただ、それ以外でも必要があれば話をしました。いつでも聞ける人がいるのは安心ですよね。

1人目の方には弊社で作った広告に対して意見やアドバイスをもらっていました。出稿に際して選定したキーワードを精査したり、無駄な費用を減らしたりしてもらいました。結果、広告1件あたりのコストは下がりました。

2人目の方にはLINEの運用をお任せしました。LINEは紙のニュースレターに加え個人レベルでも既存のお客様と関係を強め、リピーターになっていただいたり、別のお客様を紹介してもらえたりできるようにすることが狙いです。文章は弊社で作り、「お客さんの目線で考えるなら、こう言い換えたほうがいい」などと添削してもらっています。

効果や成果は上がっていますか。


最初の方とは予定の業務が終了したので4カ月で契約を終えました。広告の設定やメンテナンスについて多くの知見をいただきましたが、一番良かったことは広報担当者が安心できたことですね。

現場でバリバリ働いている方の情報や考え方を学び、自分のやり方が一番正しいと背中を押してもらったり、適切な方法かを判断できるようになったりしたことです。

2人目の方にお願いしたLINEは運用して3カ月ほどになりました。登録者は100人くらいですが、LINEにまで登録してくれるお客様は弊社のファンとも言えます。

実際、1~2件契約につながりました。この副業者さんとはもうしばらく一緒に仕事をしようと思っています。


副業人材を採用して、あらためて良かったと思うことを教えてください。

伴走してもらえる人が横にいて、いつでも相談できるというイメージですね。

最初の方とは契約こそ終了しましたが、良い関係は続いていますので、人のつながりも増えました。一緒にミーティングしている時間だけを考えると「月1回1時間で3万円」と考えれば値段が高いと思う人がいるかもしれませんが、知見は増えていきますし専門的な助言をもらえますので、地方都市の企業にしてみれば非常に有益です。


逆に不安や心配はありませんでしたか。

あえて言えば同業他社への情報漏洩ですね。山口県内の副業者さんならちょっと心配したかもしれません。採用した副業者さんは九州と関西。遠方だったので気持ちの部分で安心しました。

副業人材の採用を検討している企業にアドバイスをお願いします。

採用をお勧めします。もちろん、具体的にどの業務で副業者が必要かをしっかり見極めないといけませんが、何をお願いしたいのかが明確ならば非常に費用対効果は高いです。

もしうまくいかない時は短期で終わることもできるので、まずは応募してみたらよいのではないでしょうか。

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