AIは問題解決をどう変えるのか?~誰でも簡単に質問できる~
みなさん、こんにちは!
スキルベースの高松です。
毎日のように聞くAIの話題。
AIの進化によって、人間に求められる問題解決力はどのように変わっていくのでしょうか。
テーマがデカすぎて、ちゃんとまとまるか心配ですが、まずは目次を作ってみました。
第1回:第1回:AIは問題解決をどう変えるのか?~問いをつくる
第2回:AIはどう問題解決を変えるのか?~情報収集
第3回:AIはどう問題解決を変えるのか?~ディープラーニング
第4回:AIはどう問題解決を変えるのか?~魔法の言葉探し
第5回:AIは完璧なのか?~元データは正しいの?
第6回:AIは完璧なのか?~その精度は100%正しいのか?
第7回:AI時代に実は一番大切なのは〇〇力
第8回:AI時代の問題解決力とは?
第9回:AI時代の問題解決力の高め方 その1
第10回:AI時代の問題解決力の高め方 その2
10回分もある(汗)
これはChatGPTさんではなく、自分で作った目次ですよ(笑)
途中で力尽きないようにコツコツやっていきます。
今回はその1回目です。
今日のテーマは、
「第1回:AIは問題解決をどう変えるのか?~問いをつくる~」です。
まずは、問題解決とはどのようなものかを簡単に定義します。
まず目的や問題を認識します。
・なぜ、その問題を解決したいのか(=目的)
・ありたい姿と現状のGAPは何か(=問題)
問題解決の流れは、
その1:問いを創る(仮説立案)
問題を解決するためには、どうしたらよいのか仮説を考えます。現状はどうなっているのかという仮説もあれば、原因はこうなっているのではという仮説を創ったり、こうすればよいのではないかという解決策に関する仮説を創ることもあります。
その2:データを集める
仮説は仮説。正しいかはわかりません。
仮説が正しいのか、データを集めます。ネット上に存在するデータを探すこともありますし、実際にヒアリングを行うこともあります。
その3:加工する(思考)
集めたデータを脳内で加工してアウトプットを創ります。脳内での加工作業=人間の思考です。人間の脳みそに存在する知識や枠組みと紐づき、新たな考えが創造されます。
これが超シンプルに描いた人間が問題解決を行う流れです。
さて、この問題解決の流れにAIがどのような影響を及ぼすのでしょうか。
今後の問題解決力を考えるためのポイントは9個あります。
ポイントは9個!
今回は最初の3個を見ていきます。
AIの進化が【問いを創る】という行為にどのような変化を及ぼすかを考えていきましょう。
3つのポイントがあります。
ポイント① 言語モデル
「言語モデル」とは、人間の言葉を単語の出現確率を計算してモデル化したものです。
GPT、BERTなどは、ニュートラルネットワークを用いた言語モデルが主流となっています。なお、ニュートラルネットワークの説明はこちらが参考になります。
言語モデルでは、例えば、「今日の研修は?」とAIに質問すれば、その後に続く言葉を確率的に予測してくれます。
研修を受けた後に、
「今日の研修はどうだった?」
と聞かれたらどう答えますかね。
AIは、多くの人はこう答えるだろうという予測をしてくれるのです。
ここでのポイントは、確率的にアウトプットを生成してくれるということ。
さらに、言葉で質問をつくればよいということ。
ポイント② インターフェイス
次の変化はインターフェイスの変化です。
これまでAIを使うのはエンジニアの仕事だったと思います。プログラミング言語を使いこなせなければ、AIを使うことはできない。
エンジニアではない私には触れない画面・・・。
エンジニアになりたかったなーと思ったことも何度かあります。
それが、今では誰でもAIを利用できるようになりました。
皆さんもいくつかAIサービスを使ってみたと思うのですが、使いやすいですよね。
例えば、「Bing」のトップ画面です。
言葉で質問をすれば、さくっと教えてくれます。
何でも聞いてください!って。
すごい自信 (笑)
ポイント③ マルチモーダル
質問は言葉でなくても対応してくれます。
それをマルチモーダルと呼びます。
言葉でなくても、数値・画像・音声などのデータを組み合わせて処理してくれます。
オープンAIがGPT-4の論文で示した例では、GPT-4はフランスのエリート養成校、エコール・ポリテクニーク(理工科学校)の物理テストを解いてくれたそうです。
参考記事はこちら。
さらに、冷蔵庫の画像を認識したうえでレシピの提案をしてくれる。
もはや言葉でわざわざ質問しなくても良い。
もう凄すぎ!!!
参考記事はこちら。
問いは言葉だけではない。ここまで今のAIは進化している。
ここで第1回のまとめです。
誰でも簡単にAIに質問をすることができる!!!
次回は、「第2回:AIはどう問題解決を変える~大規模データの威力」についてお届けします。
いいね!をもらえると嬉しいです。
こんなイベントやっています。AIを一緒に触ってみませんか?
研修のご相談はこちらからお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?