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悪夢にうなされた年始

1月2日。

こともあろうに、初夢は悪夢だった。
大量の、シラミのような謎の虫に追いかけ回されるという夢。
不安を表しているらしい。気分は良くない。

寝る前に頭がかゆくなるシャンプーを使ったからかどうかは知らない。この夢のせいで疲れる。箱根駅伝もろくすっぽ見れないまま、実家から車で初詣に向かう。おみくじの結果は末吉で、最初しんどくてもあとからよくなるらしい。ほんまか。

初詣から帰ってからがまたきつかった。おとなしくベッドで寝ればいいのに、なぜか我慢して、リビングで過ごした。実家では犬を飼っているので、リビングには食卓ぐらいしかほぼわたしの場所はない。

ずーっと正月番組がついているリビングで、じーっと座っていた。

普段テレビを見ないので、大画面からの情報量がすごい。
番組では大した話をしていないのに、体がどんどん固まる。ああ早くご飯を食べてリラックスしたい。ヤクルトの村上選手と高津監督がゲラゲラ笑ってる…。

夜ご飯を食べていたら、とんねるずのスポーツの番組が始まる。なんだかんだ毎年見ている。野球を見るようになって、リアル野球BANが楽しい。しかし帝京魂5時間はきつい。結局、番組の途中で力尽きてしまい、普段住んでいる基地に帰ることに。

ラオウ(オリックスの杉本選手)みたいに大の字になって倒れたい。
バーン。

1月3日。

ものすごくよく寝て、二度寝を経て15時。まだ疲れが取れていない。
カレーを作ってガツガツ食べる。鬼食べる。ここのところの食べ過ぎで胃がしくしく泣いている。

これはさすがに、お出かけしてすこし発散させようということで、時々行くコンセプトカフェに出かける。ちょうどわたしを認知してくれてるキャストさんがいる。

なんたらといって3時間ぐらい滞在して、カラオケの機械があり客はいくら歌ってもいいというのをいいことに、最後の一時間は歌ばかり歌っていた。下手な歌を聞かされるキャストさんの身になれという話だったが、たぶんそのへんは慣れっこだと思う。うそでも「楽しい!」って言ってもらえて嬉しいのであった。

2軒めも行ってしまった。バーでお久しぶりの方に会えた。しかし、酒を飲んでいないのに力尽きて早めに帰ってしまった。

いい夢見たかったんだろうな。2日の悪夢をふっとばすような。
楽しかったけれど、体はおろか財布にも体力がなく。

バーン。

1月4日。

二度寝を経て14時。さすがに疲れはある程度取れていた。
マサラチャイを作って飲んで(おいしい)、イブの日にした掃除で発生した洗濯物を洗濯機にほおりこむ。

帰省のときに、iPadのペンを忘れたところで出鼻をくじかれたのだが、いい加減になにか創造的なことをやらなければいけない。これは宿題とかしごとでなくて「使命感」である。

だからこうしてぐだぐだとここ数日であったことを書き連ねている。
これが創造的なのか皆目わからない。

年末年始、特にお正月はやっぱり苦手だ。
正月の賑やかで気忙しいムードに流されてしまう。
正月ぐらい酒のんでいいとか、ごちそう食べていいとか、お金使っていいとか。買い物してもいいとか。わたしも、結構豪快にやってしまった。引きこもって駅伝を見て静かに日常を過ごす予定はどこに行った!

明日から、NPOでの仕事が始まる。と同時にイラストの仕事も始める。
2023年、こんな蹴り出しだけど、いつまでも悪夢の中にいたくない。
こつこつ目の前の現実を一つずつ。




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