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モバイルアプリエンジニアになるのが確定した話

自己紹介

こんにちは、JETです。

情報学部の3年生で、1年間Androidアプリのチーム開発をしていました。
同時に早期選考で昨年10月から就活を進めていたので、就活を通じての学びをまとめたいと思います。

はじめての企業説明会

3年の後期がはじまってひと月ほど経ったある日、サークルのLINEグループで、先輩が企業説明会の参加者を募集しているのが目につきました。

僕は夏インターンに参加しなかったため、周りの人がこぞってインターンに行ったことに焦りを感じていました。就活で一歩遅れを取っている自分が、この機会を逃してはいけない!と自分で自分に一喝。参加した人がもらえるAmazonギフトカード2000円分が最後の一押しとなって、企業説明会への参加を決めました。

ちなみに説明会の参加と同時に、就活エージェントの登録もすることになりました。最初は面倒くさいと少しは思いましたが、本当に登録して良かったと思います。

説明会では、4社の企業説明を聞きました。Web系の自社開発をしてるところが2社、モバイルアプリの共同開発をしているところが1社、そして受託開発の企業が1社です。

正直なところ、話を聞いたものの何が何だかよくわからなかったです。恥ずかしい話ではあるのですが、当時はBtoBという言葉すらわかっていませんでした。IT業界はおろか社会のことについて何も知らないため、どういう事業をやっているのか説明されてもピンとこなかったのです。

しかし、一つの企業の説明がとても魅力的に感じました。それは受託開発の企業です。理由は、説明がわかりやすかったからです。余計な用語をとっぱらい、受託開発のシステムがいかに魅力的かをシンプルに説明されて、受託開発良いかも!と思いました。

面接

他の3つの企業はよくわからなかったので、とりあえず直感的にいいなと思ったその受託開発の会社の面接を受けることにしました。

急いでスーツを買い、写真を撮り、Wordで履歴書を作成し、中身を考えて…と、非常に大忙しでした。大学の授業と並行していたのでさっそく就活疲れを起こしています。しかし、履歴書は部分的に流用できるとわかっていたので、ここが踏ん張りどころだと言い聞かせてなんとか面接までこぎつけました。

それで面接をしたんですが、意外と良かったです。拍子抜けするくらい良かったです。というのも、僕はどうやら自分語りするのが大好きだったみたいです。履歴書に書いたことを中心に質問されて、好きなだけ自分のことを話せました。そして、話せば話すほど評価されるのが伝わって、とても楽しかったです。

そして面接の終わりに、面接官の方に

「JETくんすごく良いなと思ったので、一次面接を通したいとおもうんですけど~」

と言われ、完全に舞い上がりました。重大な欠点に気付かないまま、就活を進めることになります。

自己分析

二次面接へ進むにあたって、選考要素を含まない人事面談を一度するといわれました。僕は調子に乗っていたので、特になんの準備もしないまま、「選考要素はない」という言葉を鵜呑みにして面談に臨みます。

結果は散々でした。自分がやってきたことは気軽に話せましたが、これからやりたいこと、希望職種について全く話すことができませんでした。なんとなく聞き覚えのあるPMになりたいと言ってみたり、SEになりたいと言ってみたり、運用保守がやりたいと言ったり、フロントがやりたいと言ったり…など、自分に芯を通すことができずにいました。

そこから反省し、企業との面談・面接の入念な準備は欠かさずするようにしました。また、これをきっかけに他の企業も真剣にチェックするようになりました。

エージェントの方にいくつか挙げてもらった企業を吟味して、どんな事業を展開しているのか、どういうキャリアビジョンがあるのか、どんな人材が求められているのかを調べまくり、説明会や面接でも以下の質問はなるべくするようにしていました。

・若手で特に活躍されている方の特徴を教えてください
・入社後にどんなキャリアを目指すことが多いですか?
・開発では、何人規模のチームで仕事をすることが多いですか?
・入社後に仕事で役立てるために、今から準備しておくといいことを教えてください

若手で活躍する人の特徴はほぼ毎回聞いていましたが、だいたいどこの企業でも似たような回答が返ってきました。それは、主体性を持って動けるということです。

当たり前と言えば当たり前なのですが、なかなかできる人は少ないと思います。些細なことにも目を配り、批判を恐れず意見を発信したり、行動を起こすことが周りに良い影響を与えていくんだなと改めて思いました。

そして、根拠がある提案をすればちゃんと話を聞いてくれて、若手でも手を挙げれば挑戦させてもらえるような会社で働きたいと考えるようになりました。ここから、企業選びの軸も定まっていきました。

企業選びの軸

最終的には、以下の3つを就活の軸にしていました。

1. 会社で成長できる機会があるかどうか
2. チームワークを大事にして働けるかどうか
3. 自分の実現したいことが会社と合っているかどうか

一つ目は、会社で成長できる機会があるかどうかです。勉強会(LT会)が積極的に行われていたり、若手にも挑戦権があることを大事にしていました。上で言っている通り、若手から活躍するには主体性が大事であるため、自分から行動を起こすことが認められる会社で働きたいと考えています。会社に飼い殺しにされるのはまっぴらごめん被ります

二つ目は、チームワークを大事にして働けるかどうかです。これはチーム開発の経験から、お互いを尊重しあって開発をすることが作業効率やプロダクトの質に大きく関わると思ったからです。例えば、なんでも話しやすい雰囲気がチームにあれば、困ったこともすぐに相談できます。また、頭から否定しないことを心掛けることで、プロダクトについてのアイデアもお互いに意見しやすくなるでしょう。

三つ目は、自分の実現したいことが会社と合っているかどうかです。自分のやりたいことってなんだろうと考えてみて、人を中心にした社会問題を解決したいなと考えるようになりました。実際に授業でチーム開発した時も、社会問題を1から発見して解決の手法も1から考えるということをしていて、すごくやりがいを感じました。

そして改めて考えてみて、最初に受けていた受託開発の企業は、少し自分の軸とズレている気がしました。

自分は社会課題を解決するような自社製品を持った会社で、プロダクトの質を高めることに貢献していきたいんだと気づき、自社開発に絞って就活をすることにしました。

技術も絞っちゃう

自社開発に絞って就活をしてみて、書類選考は通るものの、1次や2次で落とされがちでした。なんでだろうと振り返ってみて、自分にWeb系が合っていないんじゃないかと思いました。

就活エージェントに登録する時、モバイルアプリだけだと企業が少なすぎるんじゃないかと思い、適当にWebも興味あるものとして選択したのが良くなかったです。技術的に興味があると言っても、Progateで勉強してるだとか、ハッカソンでWebのプロダクトを制作予定というのは完全に説得力不足になっていました。

そこで、モバイルアプリは実際に成果物があり、個人でもチームでも経験があることから、モバイルアプリ開発に絞った企業探しにシフトチェンジすることにしました。そして、軸と合った企業をいくつかエージェントの方に見つけてもらいました。

選考を進め、そのうち1社から特に良い評価を頂き、1月末に最終面接をすることになりました。

最終面接

ここまでで3か月ほどかかっていて、既に就活の体力は尽きかけていました。そして、最終面接まで進んでいたその会社は事業内容や会社の雰囲気も魅力的で、ここで決めて就活を終わりにしよう!と、強い意志を持ちました。

最終面接は万全の状態で臨むため、今まで以上に入念な準備を行いました。

まず、面接担当の役員の方を調べ、その人が取材されている記事に隅から隅まで目を通しました。面接官の方の価値観をある程度把握することが、話す内容や逆質問を考えるのに非常に役立ちました。

「〇〇さんのインタビュー記事を読んでお伺いしたいことがあるのですが~」

と質問することで、志望度や意欲の高さを感じてもらえたんじゃないかと思います。実際に役員の方とお話する機会はそうあるわけではないので、この機会でないと聞けないことはたくさん質問したいと思ってました。

そして、面接官の方の記事を読んだら、企業の他の記事もかたっぱしから全部読みまくりました。それもななめ読みするのではなく、記事のひとつひとつに自分が働くイメージを結び付けて、じっくり読みました。

さらに、Twitterで検索して内定者や社員のアカウントを監視したり、その人のnoteを読んだりもしてました。おそらく別のことの時間を割けとツッコまれるでしょう。

そんなだったので、勉強してる感じよりは、オタ活してるような気分で楽しかったです。それよりも辛かったのが、この会社に絶対入る!と構えた時に、受験のようなプレッシャーが日に日に大きくなることです。

心の重圧に向き合うには、やはり面接練習を重ねるしかありませんでした。最終面接では、志望度の高さを特に確認されるため、志望動機に関して深堀された時の対応をずっと頭の中で繰り返し考えました。結論から話して、具体例を交えて説明することで説得力が増します。

話すときには第一にハキハキと、笑顔で、自分の言葉で話すようにしていました。カンペを使ったり文章を用意しすぎると、人間性が判断しづらいといった理由でマイナス評価になりやすいみたいです。

内定をもらった後

そして、努力のかいあって、めでたく内定をもらうことができました。内定承諾書を提出し、3か月に及んだ僕の就活は終わりを迎えたということになります。

しかしこれはゴールではなく、始まりだということを強く意識していたいです。早期選考で2月に就活を終えたため、実際に働くまでは1年以上の期間があります。その間に技術を磨き、企業の看板を背負い、エンジニアとして自信を持って働き始められるようにします。

ブログの記事として就活を振り返り、これを一つのスタートラインとして、今後の成長の記録を残していこうと思います。

就活の振り返り

就活を振り返ってみて、周りへの感謝の気持ちを忘れずにいたいと思いました。

まず就活の説明会を紹介してくれた先輩との縁がなければ、このタイミングで就活を始めることはなかったと思います。

他にも、内定を頂いた企業を紹介してくれたエージェントの方、最初に自信をつけてくれてキャリアについても親身になって話を聞いてくれた面接官の方、就活を通じて関わってきたすべての人に感謝をしたいなと思います。

最後に

これは受け売りですが、ピンチはチャンスという言葉は、チャンスはピンチという意味でもあります。

僕はわりとすんなりと選考が進み、運も味方にして第一希望の企業から内定をもらうことができました。しかし、このチャンスを生かすも殺すも自分次第であり、いつピンチに転じてもおかしくないということです。

調子の良い時こそ、油断しないでいたいですね。

今後は個人アプリを作ろうと思っているので、それ関連の記事を次書くと思います。初めてのブログで長い文章になってしまったのですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではまた。

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