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バイオリンのきろく(16カ月目)

音階

今度は曲がニ短調になったので音階もニ短調をしている。Melodic Minor Scaleにも慣れてきた。
ボウイングの時に人差し指を弓に巻き込みすぎだと言われた。実はいまだに弓の持ち方がしっくりきていなくて、弓や腕の重さを弦に伝えるというのが良く分かっていない。弓元の時は人差し指は弓に置いているだけ、弓先の時は腕の重さを人差し指から弓に乗せるイメージだけど人差し指は巻き込まない、のようなことを教わった。


エクササイズ

右手首を柔らかく動かして八分音符を弾く課題は、先生の手の動きを見ながらなら出来るようになった。自分だけでやろうとすると指先で弓を動かしているだけになりがちだけど、手首(というよりもはや腕全体)で動かせば良いことが分かった。
あとは一番高い音のE線ばかりの曲の時にネックを握りしめていると言われた。自分でも自覚があって、脱力しなければというのは分かっていながらも何も対処していなかった。握りしめないように、肘の向きや指の置き方を工夫するようだが、実はまだ正解がよくわかっていない。まずは「脱力」を意識して、諸々工夫して正解を探していきたい。
移弦と左指を滑らせて半音出すのは特に問題なく合格した。今は上記とは別の右手首を使う八分音符の課題で、弾き終わった後に響きを止めてしまっていると言われたので、余韻を残す練習をしている。これはほとんど出来ていて合格すれば、次のチャプター!


苦労した「金婚式」はほぼ1カ月かかって、これ以上は上手くならない雰囲気になってきたので合格になった。もちろん最初に比べたら音程も取れるようになって、曲の中で強弱も出せるようになった。ただ、全体を通してどうしても納得いく演奏に出来なかった。今までの課題でも何曲か同じパターンに陥ってきたけど、こういう時は諦めが肝心だと思っている。ひとつの曲の完成度を上げることも大事だけど、色々な曲に挑戦してその都度課題と向き合うという練習方法もあると思う。

ちなみに新しい課題の「ラフォリア」は「金婚式」とは打って変わって、個人的にはとても弾きやすい。アンサンブルの楽譜なので、自分がメインになるところは堂々と弾いて、サブになるところは音を抑えて裏方にまわるのが難しいけど面白い。こちらもほとんど完成してきているので、次のレッスンで合格できる見込み。


まとめ

今月はエクササイズと曲で新しい課題に進めたので、着実に進歩している実感は持てた。ここにきてボウイングや弓の持ち方を見直しているのは進歩とはいえないかもしれないが、今までスルーしてきたことに向き合う余裕ができてきたということにする。

あとは9月はワクチン2回目接種があった。今回は熱と頭痛に2日間ほど見舞われたので練習する余裕もなく、解熱鎮痛剤を飲んでいたので筋肉痛も気にならずという結果だった。ただ接種後12時間は何の症状も出なかったので、その間にバイオリンを練習して、「何日も練習しない罪悪感」は若干消すことができた。やはり接種日+2日くらいは何も予定を入れない方が身のためだなという実感。


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