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バイオリンのきろく(15カ月目)

投稿するのが遅くなってしまったけど、8月の記録。

音階

先月から引き続きイ長調をやっていたけれど、練習している曲がイ短調なので、音階もイ短調にすることにした。短音階の時は一口にイ短調といっても3種類(Natural Minor Scale, Harmonic Minor Scale, Melodic Minor Scale) あるということを初めて知った。練習ではMelodicをやっている。上りと下りで押さえる場所が変わるのは少し迷うけど、旋律が綺麗だから弾いていて楽しい。

あとはアップの時に弓が曲がっているとまた指摘されて、正しい動きをもう一度確認した。自分が思っているより弓先がネック側にいくということと、一番アップにした時にギリギリ目視で弓先を確認できることが分かったから、忘れずにいようと思う。(本当は自分の視界を動画で残したい・・・)


エクササイズ

久しぶりに右手首を柔らかく動かして八分音符を弾く課題がやってきた。数カ月前に一度この課題が出て、体得できずに終わってそのまま忘れていた。もう一度右手の使い方を確認したところ・・・右手首を固定してそこに腕の重さを預けて、手は脱力する→右手の握り方は中指と親指だけで弓を持つくらいのイメージ、人差し指・薬指・小指は上からかぶせるだけ→右手全体を右に、右に動かすイメージ(指だけ動かすのではない)、とのこと。
練習してみるとどうしても指だけ動かしてしまって、右手全体が動かせない。ただ、10回に1回くらい動かせるようになってきたので、まだ曲の中では使えないけど焦らずに、精度を高めていこうと思う。

「愛の喜び」は強弱の付け方を確認した。最近先生に言われるのは事前に弓の配分を決めて弾くこと。雰囲気だけで強弱をつけるのではなく、例えばクレッシェンドなら一音ずつ弓の配分を考えてから練習することを教わった。私はどうしても音を取ることに一生懸命になって、強弱が後回しになるので気をつけようと思う。
この曲は移弦の時に隣の弦が鳴ってしまうのが2か所あってなかなか苦労したけど、2週目あたりに急に出来るようになって嬉しかった。ただ単に何回も練習するのではなく、ゆっくりと弓の動きを意識したら出来るようになった気がする。全体を通してほどほどの出来になったので合格になった。

今は「金婚式」を練習している。この曲はなかなか譜読みが進まず、曲自体の練習がほとんどできずに1週間の練習が終わってしまった。
こんなに譜読みで手こずったのは初めてで、理由を考えてみたところ、私の譜読みは音取りと弓の返しを同時にしているからだということに気付いた。ピアノでいえば、楽譜を見て、いきなり両手で弾き出すことだと思えば分かりやすいと思う。今までは簡単な曲だったから、両手でいきなり弾くことができたけど、難度が上がったことでそれができなくなったのだと思う。ピアノの場合は初見では難しくて弾けない曲でも、片手ずつ練習して、ゆっくりしたテンポで両手を合わせて、慣れてきたらスピードを上げて、全体の流れを意識しながら弾く。バイオリンも同じようにして練習するんだろうと思う。

まとめ

「金婚式」ではA線の4のミが多く出てくるけど、どうも音が汚く聞こえて気持ち悪かった。弦を1年以上使っているからかなとうっすら思いながら、先生に相談してみた所、A線を押さえている時にE線に触れてしまっているせいでE線の響きが消えているからではないかと言われた。それまでは4を押さえるときに(手の形を覚えるために?)他の指も押さえるように言われていたけど、試しに4だけを押さえて弾いてみたら、見事に響きが復活した!初めて開放弦の響きを実感したかもしれない。
上手くいかないと楽器のせいにするのをやめたいし、これからは不明点があれば恥ずかしいようなことでも先生にまずは聞いてみようと思った。

あとは8月はワクチン1回目接種があった。左腕の痛みでバイオリンの練習ができなくなると思っていたけど、バイオリンを構える分には影響なくて拍子抜けした。ワクチン接種後3日くらいは上腕の筋肉痛があったけど、練習には問題なさそうだった(気持ちが乗らずほとんど練習してないので、実際のところはわからないけど)
それよりも接種後6日くらいから左の脇の下が痛くなって、その不快さの方に練習意欲を奪われた。それも3日程度で治ったけど、例えば発表会前だったりしたらスケジュールが狂うから困るだろうなと思った。
9月にワクチン2回目があるので、その感想は次回。

最後に、今月も仕事が忙しくて練習時間が思うように確保出来ずに上手に弾けないループにはまった。さすがに小手先だけの練習では課題を物にできなくなってきたから、なんとか練習時間を確保しなければと思う。
見通しとしては仕事の繁忙期はそろそろ終わるから、秋はまた楽器と向き合って音楽を楽しみたい。

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