見出し画像

バイオリンのきろく(17カ月目)

もはや月末だけど、これは10月の記録。

音階(というよりボウイング)

今月は完全にボウイング迷子に陥った。弓を指板に対して垂直に動かすというのはだいたい分かってきたものの、弓の真ん中から弓元で弾こうとすると弓先がブレてしまう。原因としては右手の持ち方がきちんと出来ていなくて小指が浮きがちなのと、右手全体の筋力不足かと思われるけど、いまいちピンとこず・・・。もう一度弓の持ち方を教わったり、youtubeで動画も見たりしてみたけど、多分持ち方は合っている。。
指弓というのが出来るようになれば解決しそうな気もするけど、まだ指弓が何のか理解できていないので今度先生に聞いてみようと思う。


エクササイズ

すぐに次のチャプターにいけるかと思いきや、レッスンで上手く弾けずにもう1週かかってしまった。最近のエクササイズは譜読み自体はすぐできて、弾けるような感覚になるけれど、求められているテクニックをきちんと自分のものにするのには時間がかかる。家でできてもレッスンでできないと意味がないので、今まで以上に完成度にこだわって練習せねばと思う。

次のチャプターの1の指をスライドする練習、テヌートの練習、トリルの練習は終わった。トリルはお手本だとテンポ100くらいだけど、今は68くらいでしかできない・・・。ピアノだと打鍵なので、早く指を動かしたければ打ち下ろすスピードを早くするイメージだったが、バイオリンはどちらかというと指を弦から離すスピードを上げるようなイメージとのこと。例えば、熱いものに触れてしまって、思わず手をものから離すイメージ。でもただ早く離すだけでなく、打ち下ろす時は指板が鳴るくらいしっかり下ろすという。指を下ろす時と離す時の両方を意識しながら、テンポ通りに指を動かすのはかなり難しかった。トリルの練習はビブラートにも通ずるらしいので、これから長い付き合いになりそう。。

すぐ合格できると思った「ラフォリア」だったけれど、仕上げの段階で手こずって結局丸1か月かかった気がする。通しで弾くと音程や強弱が不安定になってしまう状態からなかなか抜け出せなかった。最終的にも合格とは言い難い出来だったけど、これ以上この曲を弾いても上手く弾けない気がしてしまったので、諦めて次の曲にいくことにした。
新しい曲は「アメージンググレース」。耳馴染みがあるし、長調なので個人的には弾きやすい。ただ、なかなか気持ちよく弾けるようにはならない。引き続き練習する。


まとめ

ボウイングの正解が分からず、他の練習がなかなか進まない1か月だった。習い始めた時にボウイングはそこそこにして、音程に集中したつけが回ってきた。

その反面、音程に関してはかなり耳が慣れてきたようで、チューナーがなくても音が合っているか否かが分かってきた気がする。感覚が研ぎ澄まされてきたのは良いけど、練習中の自分の音のズレにも敏感になって、なかなか練習が進まないのが悩み。自分が出してる音とはいえ、下手な演奏を聴き続けると気分も下がっていく…。

最近はお気に入りのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲とか、ブラームスの交響曲とか、青天を衝けのオープニングとか…聴いてモチベーションを上げてから練習している。

年末までになんとかこのスランプから抜け出して、楽しく弾けるようになりたい……!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?