アンカリング効果
行動経済学について勉強していて思った事を書いてみました。
人に見せると言うよりは自分の考えを整理するために書き綴った感じです。笑
行動経済学の中にある「アンカリング効果」については簡単にいうと以下のような事
消費者は最終的には損得を考慮して、その商品を購入するかどうかの決断を行います。そして、強力な判断要素である価格の中で、最も消費者の頭の中に残って影響を持ち続けるのが「最初に目にした価格の数字」です。アンカリング効果とは、まさに、この「最初に目にした価格」によって働く心理効果なのです。
簡単な例で言うと、アヒルの雛が生まれて最初に見たものについて行く事と似ている感じですね。
このアンカリング効果で実際の例を考えた時にスターバックスのコーヒーについてが面白かった。
スターバックスのコーヒーはこれまでのコーヒーの価格からすると倍ぐらい高い金額設定になっている。しかし、スターバックスはコーヒーに対しての意味変をしている。
スターバックスで飲むコーヒーは品質自体はまず良くて、さらにスターバックスの空間で飲むことに意味を持たせた。家でもなくて、仕事場でもなくて、落ち着いていて、オシャレ。
この意味変をしたことでコーヒーに飲み物以上の価値を与えることができたから他社よりも高いコーヒーだとしても買う人が多くなった。
世間でアンカリングされていたコーヒーの価格から脱して「価値のあるコーヒー」として新たにアンカリングできた成功例だと思う。
ここで自分の仕事のHUBに置き換えてみる。
HUBの特徴としては
・キャッシュオンデリバリー
・洋酒が飲める
・外国のような空間
・お通しやチャージがなく気軽に1杯から飲める
・クラブのように席に境界線がない
・オシャレ
・初めてでも友達が作れる
・スポーツバー
とりあえず簡単に出したらこんなものかな
そもそもHUBはお酒を扱うところですが、これまでにあった居酒屋やバーとは違う。もちろんお酒を扱う部分では一緒なので近いとは思うのでお酒の価格に対してのアンカリングは居酒屋やバーでお客様はされていると思う。
ここでお客様視点の接客でHUBに来た時にアンカリングで重要になってくる特徴としては以下の2つになるのではないかと思う
①キャッシュオンデリバリー
②クラブのように席に境界線がない
要はキャッシュオンデリバリーを昔からしていてみんなに認知されている飲食店とクラブの接客における価値がアンカリングされていると思う。
①の「キャッシュオンデリバリー」で言うとマックやスタバが代表的だと思う。この2つの(もちろんテイクアウトはなしで店内飲食と考えて)接客や価値を「良いところ」「悪いところ」で区別して考えると
【良いところ】
・レジでの接客が良い
・店内が落ち着く
・綺麗(清掃が行き届いている)
・席が密集し過ぎていない
・オンライン注文ができる
・Wi-Fiがある
・作業がしやすい
・テーブルがすっきりしている
【悪いところ】
・片付けは自分でやる
・レジにこないとメニューが見れない
・初めての人は注文がしづらい
・サイズなどがわかりづらい
・レジやドリンクの待ち時間が長い
・新しいメニューに挑戦しづらい
ざっと簡単に挙げるとこのぐらいは思いつく。
ここからどうしたら良いかとすると、「良いところ」はすぐにでもパクれば良い。大事なのは「悪いところ」はマックやスタバで出来ていない、もしくは出来ないことなのでHUBでは出来るにすれば価値を感じてもらえるようになるはずだ。
こう考えると打ち手が色々と思いついて面白くなって来た。
具体的に何をするのかまた考えてみようと思う。
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