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使い方を焦らない

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

新入生の端末を操作するスキルを見ていると、上級生がかなりスイスイと色々なことが出来ているのに比べると、なかなかもどかしく感じる瞬間があります。

しかし、考えてみれば数年前はそういうところから自分たちも授業を始めたなぁと思うと、毎日使うということの威力を強く感じます。

初めはタイピングも不慣れ

やはり今の勤務校の生徒たちのタイピング能力をみていると、平均的にはあまり上手ではないという印象です。

一部の生徒がタッチタイピングもできるような状況なのですが、平均的には手元を見ながらぽちぽちと打っている感じですね。

ただ、三年生になるとタッチタイピングまではできないとしても、割と安定してタイピングが出来るようになって、アウトプットの量に大きな差がついています。

タイピングの速さはアウトプットの量に直結し、量が増えるからこそ質も増えるので、学びの質を保証するという観点からも意外と侮れないのです。本当は国語の授業で定期的にタイピング練習などをしても良いくらいに、どれだけ文字を早く打てるかということは重要になってきます。

一年生ののんびりとしたタイピングを見ていると、授業の進みがのんびりとしていて焦ることも多いかと思いますが、ここで焦って急かしてしまうと端末を使って何かすること自体に嫌悪感を持つようになってしまうので、逆効果です。

本当にICTを使ってよい学びを実現しようと思うのであれば、丁寧に基本的なスキルを練習する時間をとることが重要なのです。

そしてショートカットキー

少し前にも書きましたが、やはり作業の効率を高めるのはショートカットキーが使えるかが大きいです。

学校で使う端末はマウスを使うことも少ない(実際、最初のうちは使っていてもみんな持ち運びが面倒になるんですね)ので、右クリックもタッチパッドだと慣れないうちは上手くないのです。

だから、コピーアンドペーストをしようとして右クリックメニューを出そうとして、ドラッグを外してしまうみたいなミスもよく起こします。もちろん、そうなると作業効率はどんどん下がっていくわけです。

だから、こういう時にショートカットキーが使えると非常に便利なんですね。

スクリーンショットなどもよく使うのですが、ショートカットキーを知らないで困っているケースもよく目にします。

最初の所に見せておくと、おそらくかなり使いこなしてくれるはずなので、やはり時間をとって見せておくこと、実践してもらうことは大切なのだろうと思うのです。

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