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ChatGPTで緊張する場面に備える練習
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
ChatGPTの使い方について何かアイデアがないかと職員室内や外部の方から聞かれることが少しずつ増えています。そのため、自分としても面白い使い方はないかということを日々考えています。
色々なところで自分のアイデアの壁打ちに使うなどの方法は、かなり色々なところで見るようになってきて、だいぶ便利な時代になりましたね。
最近、自分が少し考えていることは、「練習をしてみたいけれども、なかなか機会が無いこと」をシミュレーションするための使い方です。
学校であれば保護者面談などですね。
GPTsでこういうトレーニング系のものをちょこちょこと作っています。初めて担任をする人が初めて何かすることはかなり心理的な負担が大きいと感じています。おままごと的な面はありますが、色々なパターンに慣れることで少し安心して仕事ができる可能性はないかなと思うのです。 pic.twitter.com/IbVg0dVaVp
— S.Kasahara(国語/Google認定コーチ/トレーナー) (@skshr_kokugo) January 28, 2024
こういう何となくそれぞれの先生の暗黙知になっていて、練習する機会が無いもの。こういうことを少し生成AIで練習できると心理的な負担感は軽減できるのかもしれませんね。
ChatGPTに練習相手になってもらう
例えば、こういう形のプロンプトを与えると、GPT4だとシミュレーションをしてくれます(GPT3.5だと上手くいかないケースが9割ですね…。Copilotも上手くいくかはまちまち)。
あなたは私と面談の練習をする先輩教員です。私の面談での受け答えをテストしてください。
## あなたの役割
- [ ] 私が教師としてセリフを考えるので、それに対して保護者と子どものロールを演じて下さい。
- [ ] あなたは以下に指定する「子どもの性格」と「保護者の性格」から三者面談の場面を考えて提案してください。その場面に対して私が教師として対応する言葉を考えます。
- [ ] 私が「終了」と言ったら私の「三者面談の巧さ」について100点満点で採点して、最後に面談のためのアドバイスをします
## 子どもの性格
(子どもの性格の例を記述する)
## 保護者の性格
(保護者の性格の例を記述する)
GPTsにはもっと細かく指定をして調整をしていますが、GPT4でお試しできるのが上のプロンプトです(ただし、この書き方だと全然、期待したことと違うことを言い出すことはあります)。
実際にちゃんと利用するためには、もっと細かく指定する必要がありますが、こういう使い方にご興味があれば、ぜひご利用ください。
GPTと話すことを目的にするよりは
ただ、一つだけ思うところを注釈として述べておきます。
本当はこのような面談の練習や話し方の練習は、職員室の中で先輩とのやりとりの中で学ぶことなのだろうと思います。
そういうことが職員室の忙しさや年齢構成の歪さによって難しくなってしまっているからこそ、こういう生成AIの使い方の需要もあるのだろうと思います。
しかし、本当は同じ職場の人との対話が重要であると思うのです。
もし、こういうGPTを活用するのであれば、お互いにどのような言葉を打ち込むのかを交流しながら、話してみることが大切なのだろうと思います。
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