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「ちょっといいな」から始めよう

コロナ禍の休校の影響もあって、使わざるを得ない状況に追い込まれて、あわててICTを使い始めた学校が数多くあると思いますが、その結果、色々なトラブルに見舞われて、嫌なイメージを持っていませんか?

失敗のイメージから始まっていませんか

どうしても緊急事態にあわてて慣れないことをすると、失敗を起こしやすいものです。特に、今回の緊急事態宣言の対応では、ハイブリッド授業、特にハイフレックス型授業と呼ばれる「教室と自宅の両方の生徒に授業する」という、一番、難易度の高い形の授業が求められた学校が多いようですから、「ICT=大変なもの」という気持ちを抱いていても仕方ないところです。

そういう気持ちや印象を持っていると、「ICTを使わなくてもいい」という状況になると、ICTを使うことが億劫になりやすいものです。ICTをガンガン使いたい自分みたいな人間からすると、そのことがとてもまどろっこしく感じ、「なぜ、変わろうとしないんだ!」と叫びたくなる気持ちもよく分かります。

ただ、その理由が「とてもICTに苦労させられた」というイメージや心情から始まっているのだとすれば、そういう気持ちをもっている方にきちんと寄り添うことから始めないと、学校や授業は変わっていかないのだと感じます。

「ちょっといいな」から提案しよう

Google for Education認定トレーナーの審査の一番の苦労させられるポイントが、Googleのツールの2分間のデモンストレーションです。

その2分間のデモンストレーションで、自分のトレーナーとしてのスキルを示すのですが、そこで求められている「スキル」がまさに「ツールを使うことが魅力的だ!」ということを苦手な人にも伝わるように説明することです。

Googleは大人が新しいことに挑戦することの難易度の高さをよく理解しているのだと感じます(笑)。

「苦手だ」とか「やりたくない」とかネガティブな気持ちで活用をしていても、長く続かないのです。だからこそ、「ちょっといいな」「これはやってみたいかも」ということを色々と共有していくことから、学校内のICTの足腰を鍛えていく必要があるように感じます。

そのためのアイデアとして、Googleのツールであれば「活用ライブラリ」というものがあります。

こういうイメージが分かりやすいものから少しずつ共有して、「ちょっといいかな?」を増やすことから始めると、学校内の姿勢も変わってくるのではないかと感じます。

ちなみに、文科省も頑張っていますよ!

まだ、使いにくい点も多い印象ですが、いいアイデアも転がっているので、ぜひ使ってみたことがない方は覗いてみてください。

コロナ禍の休校の影響もあって順番がごちゃごちゃになってしまっていますが、やはり焦らずに、使ってみたくなるイメージを広げていくことから。

今日はここまで。

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