見出し画像

私学教育研究所の委託研究員をやります

Google for Education認定トレーナーの笠原です。

今日はGoogleのネタではなくて、自分の活動についてのご報告です。

私学教育研究所の委託研究員制度

私学教育研究所には「委託研究員」という制度があり、毎年、30名程度の私学の先生方が委託研究員として研究に取り組んでいます。

毎年、12月ごろから募集があるのですが、今年度の募集に申し込んでみたところ、委託研究員として採択していただくことができました。

研究題目としては「探究的な学習活動を支える高等学校国語科授業の開発」ということで、デジタル・シティズンシップ教育を扱おうと考えています。

研究の予定

研究計画としては申請書類を書く段階で見通しは立っているのですが、実際に研究活動をしていくのはここからになります。

ゴールとしては今年から大改革の行われた高等学校国語科の「現代の国語」の中でデジタル・シティズンシップ教育の授業提案ができればと思っています。

デジタル・シティズンシップについての授業のアイデアとしては、Commonl Sense  EducationのレッスンプランやSTEAMライブラリーのデジタル・シティズンシップの素材を参考しながら考えたいと思っています。

もちろん、Googleもね。

GIGAスクール構想の影響もあって、2021年から各所でデジタル・シティズンシップが聞かれるようになり、小中学校の先生方には知っている人が増えてきているように感じますが、端末の整備の進まない高校においてはまだまだ実は知らない人も少なからずいます。

デジタル・シティズンシップが「シティズンシップ」を重視していることを考えると、本来、社会にまさに接続する役割を担っている高校での実践の必要性は強く感じるところです。

国語の授業として

高校の国語の科目である「現代の国語」についても、従来型の授業で良いという雰囲気になりつつあることに割と問題意識を持っていまして、その観点でも「現代の国語」の授業でデジタル・シティズンシップ教育の展開の可能性が探れたら面白いかなぁと思っています。

そうして国語科の授業の中でデジタル・シティズンシップを扱うことによって、生徒自身がテクノロジーの善き使い手になることや社会の問題に対して主体性を持つことで、探究学習のエンジンを得るというようなことを目指せたら…と大きなことを申請書には書きました。

…しかし、今更ながらこういう研究計画なら研究主題にデジタル・シティズンシップと入れればよかったのではという思いが最近します。副題には入れているのですが。

いずれにしても一年間、大変な額の研究費をいただけるので、これを活かしてなんとか一つでも良い提案ができればと思いますし、上手く展開できないことがいくつか予想しているのですが、そういうことをちゃんと実践してみて共有すれば、誰かの踏み台くらいにはなれるだろうと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?