ジャパンナレッジSchoolの活用のコツとは?
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
今週の月曜日はつぶやきでも紹介しましたがジャパンナレッジSchooのユーザーイベントでした。
先進的な取り組みをしている学校の事例発表と新機能についての紹介が行われ、その後、導入校の先生方との交流会がありました。
そこで話題になっていたことは「ジャパンナレッジScoolを授業で活用推進するためにはどうしたらいいのでしょう?」ということでした。
有料サービスではあるので、きちんと校内で活用したいという悩みはよく分かります。
せっかくなので、この問いに対してちょっとした自分なりの回答をメモしておこうと思います。
結論は「使いまくる」
身も蓋もないことを言いますが、あるツールの活用を推進したいのであれば、そのツールを使いまくることがとにかく重要です。
鶏と卵の問題のような話になってしまっていますが、ICT関係のツールについては、どのツールにしても同じ結論になる、というのがこれまでの自分の経験から感じることです。
例えば、Google Workspace for Educationについても、Canvaについても、最近であれば生成AIなどについても、活用を推進しようと思うのであれば、とにかく無理矢理にでも使う機会が増えることが重要になるのです。
よく識者からの「手段が目的化している」という批判を耳にすると思いますが、この批判はあまり気にしなくて良いだろうと思います。
ツールの活用のコツや勘所をつかむためには、まずは使ってみないことには分からないのです。ツールですからツール自体に習熟しないことには、そのツールの良さは見えてこないのです。
ですから、「手段が目的化している」という批判を受けたとしても、導入初期ほど「使い方を学ぼう!」と呼びかけて、何度も何度も触ってもらうことが重要になります。
使い方の工夫や使いたがらない人に使わせることに頭を悩ませるのであれば、思い切って「ここでご協力いただけると子どもたちの役に立つのでどうかお願いします」と頭を下げてお願いしてしまうことがよいかなぁと思います。さすがに自分から頭を下げてお願いする人に拒絶する人はあまりいない……と思いたいところです。
使いまくるとしたらどうする?
では、実際に使いまくってもらうとしたらどういうことがよいでしょうか。
ジャパンナレッジScoolについて、個人的に導入期に使いまくってもらうとしたら、普通に検索をたくさんしてもらうのがよいだろうと思っています。
例えば、以下の画像は昨年度、ジャパンナレッジSchoolのイベントで登壇したときに紹介した授業実践の例です。
このくらいのちょっとした課題を帯単元で何度も繰り返し使っていると、だんだんと活用のコツを生徒自身がつかんできます。
この小さな課題を「こんな簡単なことをやらせても意味が無い」と軽く見ていると、いつまで経っても使えるようにならないので、騙されたと思ってまずは1ヶ月くらい基礎トレーニングだと思ってやってみてくださいね。
今回も読んでいただきありがとうございました。シェア、コメント、いいね!をしてくれたら嬉しいです。
連絡先
もし、何かご相談ごとがあれば以下のリンクからお問い合わせください。
問い合わせ
https://note.com/skasahara/n/n7d251ab8d751
Twitter(X)
https://twitter.com/skshr_kokugo
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?