20231014「私がいなくなって寂しいだろ」

転勤が発表されてから幾日か経った。引継ぎが終わり、新しい職場へ着任したところだ。規模はおそらくそんなに変わりないし、職場の方もみんないい人そうで安心した。けれど当然、以前までの職場の方が居心地がいいのは確かだ。慣習とか、書類の置き場すらわからないしまだお客さん扱いされてる気がするもん。早く馴染んで力になりたい。
そんな中、旧職場の歳の近い数人で食事した。転勤前から決まっていた予定だったが、次回の約束もしたし、異動になっても交流してくれるなんてありがたいことだと思った。数日前まで毎日顔を合わせていたのに、みんなのことはなぜか懐かしかった。なんでも知っていた旧職場が段々と私の知らない場所になっている(諸行無常なのだから当然だ)ことを聞いて、少し寂しくなるなどした。
この旧職場の飲み会で何度もやらかしてきた(詳細は割愛する)私だが、今回の歓送迎会はかなりしっかりしていた。スピーチはきちんと手紙にしたためたが、肝心の手紙を自宅に忘れた。だから記憶に残っている部分は思い出しながら話して、あとはその場任せになったわけだが、どうやら言いすぎていたらしい。なにを言ったか、どんな雰囲気かも鮮明に覚えているが、そんなに言いすぎたかなぁ、なんて心配になった。

右も左もわからなかった私に上下左右を教えてくれた初めての職場。一緒に働かせてくれたみんな。ほんとにほんとに大好きだ!これからも大好きな人をたくさん見つけて、大好きな人の大好きな人になれるよう自分をかわいがっていきたい。

私が言えることはひとつだけ。酒は飲んでも飲まれるな。

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