人生初のnote投稿ですが、日経記事「SBI、新興証券のFOLIO買収へ」について当事者から真相をお話しします。
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人生初のnote投稿ですが、日経記事「SBI、新興証券のFOLIO買収へ」について当事者から真相をお話しします。

みなさま、こんにちは。

私事ですが、本日8月31日は30代最後の日となります。そんな三十路も最後の日ですが、初めてnoteを書きます。栄えある最初の投稿は、30日夕方の日経新聞速報、本日朝刊でも取り上げられた「SBI、新興証券のFOLIO買収へ」について、私自身から真相をお話しできればと思います。

改めましてこんにちは。FOLIO代表取締役の甲斐真一郎と申します。

株式会社FOLIOという証券会社を2015年12月10日に創業し、かれこれ5年と9ヶ月程度、経営をしております。

そんなFOLIO(正確には100%持株会社のFOLIOホールディングス)は、この度SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社への21億円の第三者割当増資、並びに一部株主からの譲渡(金額非公表)により、SBIグループからの連結子会社化を発表させていただきました。

まずはこの場を借りて、SBIグループの関係各位に最大の感謝と御礼をお伝えしたいと思います。
この度の事業成長や、資本参加に置いて、SBIグループのご尽力無くして今はないので、心から御礼を申し上げます。

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今回のプレスリリースの骨子は大きく以下の3つです。(敬称略で失礼します)

1、さらなる事業成長・組織拡大に向けた21億円の第三者割当増資:SBIグループから21億円の新規資金の出資を賜りました。これで創業以来の累計調達額は112億円となります。が、もちろん調達した金額というのは、それをどう価値に変えていったかどうかが重要なのであって、調達金額の多寡が、それすなわち会社としての価値ではありません。(Post Valueは上がりますが。)出資していただいた1円1円からいくらの価値を生み出すことができるか。私が経営者として株主の方々に対してコミットし続けるべきポイントはそれだけです。

そういった意味で、今回の取り組みには非常に重要な意味があると思っています。なぜなら、今回の座組みは事業や採用に必要な資金の獲得という側面だけでなく、今後の大きな事業(売上)成長に直結する側面が存在するからです。すでに4RAP導入を含めて大きな協業は進み始めています。今後はグループシナジーを最大化することで、より効果的に価値創造へ取り組んでいきたいと思います。

2、既存株主からの株式譲渡とあわせてSBIグループからの連結子会社化既存株主からの一部株式譲渡(金額非公開)によりSBIグループへ参画させていただきます。まず、金融システムや運用サービス提供者として、より早期に、より巨大なインパクトを生み出していくためにも、ここにグループ入りの発表ができたことを心より嬉しく思っています。

また、今まで最大株主であったLINE Financial社にも引き続き大株主としてサポートを継続していただく形ですし、それ以外にも私の古巣のゴールドマン・サックス、創業以来お世話になっているDCM・DNX、シリーズA2でご出資をいただいた電通Ventures・三井物産・SMBC VCの大手CVC、Post IPOへ向けての強力な投資家signifiantにも、引続き株主として継続してサポートしていただく形となっております。(もちろん私も。

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ここからは総力戦で、FOLIOの素晴らしい仲間たちとともに「Keep Innovating The Financial Industry」というMission達成に向けて全力で邁進したいと思います。

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3、SBI証券での4RAP導入含む今後の事業連携の拡大:この度SBI証券での4RAP導入に向けて開発に入っており、今後SBI証券のラップ事業の開始・拡大に寄与していきます。4RAP導入1社目がSBI証券という日本最大のネット証券会社ということで気が引き締まるばかりですが、高い技術力を誇る弊社開発陣営とSBI証券からの力強い協業体制により、最高のファンドラップサービス提供に向けて鋭意開発を進めております。

上記の3点はプレスリリース内の説明を少し深掘りしたものですが、以下のスライドによくまとまっているので、興味ある方はご参照ください。

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では、ここからは、よりnoteっぽく、カジュアルに、リリース内容に含まれているものもありますが、みなさんが気になりそうな所に軽く触れていこうと思います。(より詳細説明が必要なものには続編がありますw)

まずは、もともと触れるつもりなかった部分から。笑 昨日散見されたコメントで事実と異なるものがあったので。

「91億調達してるんだから、70億−80億の買収だったら既存株主はロスカットだ!」

これ本当?

これは全くの的外れで、コメントするのも憚られますが、今回報道にもある通り(議決権比率、金額は非公開ですが)「買収総額は70億~80億円程度」で「出資比率は50%を超え、連結子会社とする」と日経記事には出てました。この数字が正しいかどうかは一旦置いておいて、この記事から読み取れることは、完全子会社化ではございませんので、もちろん、みなし清算も議論にありません。譲渡価格に関しては、完全非公開ですしそもそも当事者間での価格合意ですので私がコメントするものではありませんが、既存株主が譲渡によってロスを出した事実は一切ありません。三割の株価に関しても、ご興味あれば定款でもご確認いただければと思いますが、ダウンラウンドもありません

つまり、このDealは

SBIグループからの力強いご支援により、FOLIO自身や株主関係各位含めて、ネガティブな要素は一切ありません。

また同じ媒体ですが、売り上げが伸び悩んでいて、、、という記事もありましたが、またこちらも別途詳細を書きますが、(まだ上半期途中ですが)

この2年でのYoYの売上成長は10倍を超えています。

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こちらに関しては、また別途詳細noteを書きます。

では本題へ。この辺り、一番多く聞かれることはここかなと思います。

経営体制はどうなるの?

あたりはまず聞かれるところかなと思います。

経営に関しても、従前から変わりなく、私が代表取締役CEOとして全力を尽くして経営にコミットいたします。また創業時代からFOLIOで活躍してくれており、現在取締役COOを任せている林も変わらずです。もちろんSBIグループからも取締役の参画をしていただきますが、より強い事業連携やスピード感のある協業体制を構築するために必要不可欠だと考えておりますし、FOLIOというスタートアップがステップアップするための重要なパートナーとして非常に心強く感じています。

次に、日経新聞の速報に「買収」とでっかく出たこともあって、

IPOに関してはどう考えてるんですか?

とかも恐らく聞かれるところだと思いますので、あくまで現時点での私の考えだけ記しておきます。

「上場なんて資金調達の一手段でしかない」という方もいらっしゃいますが、弊社の場合、112億円全て株式資本での出資をいただいている中で、ファンド期限やLPとの関係で事情のあるVC出資もあれば、親会社の意向のある大手CVC、事業会社本体からの出資と、多くの異なる投資方針を持っている株主の方々にご参画いただいている中で、経営者としてすべての株主の方々に、より良いExitの機会を提供するのは大切な責務の一つだと思っています。

ですので、まず一言で結論申しますと、従前と何も変わらない。(むしろ加速するといったほうが正しいかも)です。イメージでいうと、「スイングバイ上場」という敬愛するS社T社長の言葉を(勝手ながらw)拝借させて頂ければ、今回のグループ入りのイメージはそれが近いのではないかと思います。もちろん結果を出してはじめての話なので、私から今ここで話をすべき内容は何もありません。私は変わらず事業(売上)成長に全力を尽くしていくのみです。

こちらに関しては、私がずっと考えている何より大切なことは、金融機関として上場以降も継続してサステナブルな企業経営・成長をいかに実現していくかです。今後とも全力で精進して参ります。

あと、ここもと発信を極端に絞っていたこともあって、よく聞かれることの一つ。

最近のFOLIOの雰囲気ってどんな感じですか?

たまに心無いTwitterとか拝見しますが(苦笑)、ここもと全く対外発信してなかったので、客観的に見ればそう見えるかというくらいには考えていました。

まさにちょうど2年前に私が代表を退任した時。そのあとの相次ぐ離職。など、とある友人の上場企業GのT社長から「Hard Things代表」の称号を受け継いだこともありました。笑 ではそれ以降、私を含めて会社はどうなっていたのかと申しますと、、、嘘偽りなく、

めっちゃくちゃ進化してます。


まず、今回の出資の発端ともなっている「4RAP」事業の立ち上げです。この、一任運用基盤のSaaS事業は、FOLIOを確実に次のStepへと導いてくれています。4RAPに関しては、立ち上げ秘話、なぜ今ニーズが集まっているか、何がユニークで価値があるのか、今後の戦略など、どこに出ている情報よりも詳細に話そうと思っているので乞うご期待でお願いします。(続編「4RAPについて、世界で一番詳しく説明します。」(仮)を書く予定です。

次にコスト削減。みんなの協力のもと、総力戦のコスト削減PJにより、年間販管費は数億円単位でのコスト削減に成功しました。このエピソードの中には、「私が給与1円にしたら会社から請求書が届いた話」など、涙無しには語ることができない内容がてんこ盛りなので、続編「コスト削減したら、社長の給料まで1円になった話」(仮)という記事も書きます

話を戻すと、そんな

コスト削減した会社の雰囲気って大丈夫?

ってことなんですが、おそらくそれは僕がここで「めちゃくちゃ雰囲気いいよ!」と言ってもなかなか伝わらないと思うので、客観的にわかりやすい数字をいくつか紹介します。

まずは離職率を少しだけ公表しますね。ここでは離職率=直近半年間で退職した社員/現在の総社員数で数値化しています。この数字が半年間である理由は、3ヶ月とかだとイベントによってNoisy、1年とかだと体温変化がタイムリーに把握できない(意外に落ち着いているように見えてそうでなかったりする動きが見えない)という理由で半年に設定しています。

そんな過去半年離職率ですが、最大(2年前)35%まで激増した離職率が、今は(社員数75名程度)はなんと1%台となっています。

要はここ半年で退職した社員は1名のみ


ということになります。ちなみに過去推移を見ていましたが、創業来、組織が小さくて非常に組織の状況が良い時でもなかなか見ることができなかった数字です。組織の大きさを鑑みると、正直な体感として過去最高に組織の雰囲気が良いです。一致団結してFOLIOを盛り上げる感がすごくて、75人76脚競争したら日本一になる自信あります。

離職率だと生々しいですが、もう一つ面白い例として、全社にお願いベースでアンケート調査をした結果の一部を公開します。質問内容はValueのアップデートに関するものだったのですが、一部抜粋。

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「全くそう思わない」「そう思わない」が0%

母数は、週1でやってる全社定例で「アンケートお願いしますー!」と声がけして、8割以上の社員が回答に参加。そして、その結果がこれです。多分、ここで私が何を言わなくとも、分かる人には組織の状態が伝わるんじゃないかなと思っています。おそらく、中から見えるFOLIOと、外から見えるFOLIOの印象とは全く違ったんじゃないでしょうか。

少し今回の議題からは外れますが、半年ほどかけてMVVのリニューアルも行なっており、正式なものは近日公開予定ですので、乞うご期待!!

そして最後に、

採用ってやってるの?

ここが一番外から見えなかったと思います。なぜなら

採用を止めてたから。

FOLIOはおよそ1年ほど採用を完全に止めていたフェーズがあります。しかしそこから一転採用再開。これを率いたPX部、VPOE、全社員(Digとか採用プロセスは関係社員コミットなので)ほんとすごい。本当に採用にかける熱量がめちゃくちゃ高い。採用を止めたスタートアップが完全自力で採用再開するって、想像を絶するほど大変なので、これらも今後のノウハウとして溜まっているなと感じます。結果、ここもと毎月、毎月非常に強いメンバーの参画があり、本当に嬉しく思います。(離職がないのでいい感じに組織が拡張している感じです)

最後に、ここからFOLIOは、さらに加速度的に

経営幹部から各職種含めて、超超超絶募集中です!

SOの再設計もしているところで、入るなら本当にベストなPhaseです!一回面白そうだから話だけ聞いてみようとかでも全く問題なしです!

積極的なご応募、お待ちしております!!!


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では、今後ともより積極的に情報公開をしていきますので、皆様、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます!!!


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現)FOLIO Founder&CEO 略歴)京大@00年→ボクシングプロライセンス取得@02年→新人王戦出場→ゴールドマン・サックス入社@06年(トレーダー)→バークレイズ@10年(Swaption責任者)→FOLIO創業@15年12月 資産運用、金融SaaS、FinTech等