集めた情報その1:マネジメントの情報

さて、電話した時のお話の前にどのような情報を集めたかお話したいと思います。

新型コロナの罹患後症状に似た症状が出てきて一番不安に思ったのが「本当に治るのだろうか?」「長引くと聞いているが、いつまでかかるのか?」「その間の生活はどうしたらいいだろう?」ということでした。

厚生労働省の罹患後症状のA&Qを見ても「時間経過とともに症状が改善されることが多いとされる」との言い回しが目立ち、わかりやすいデータや自己マネジメント方法がありませんでした。

一番わかりやすいものが

「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント 第2.0版」
https://www.mhlw.go.jp/content/000952747.pdf

厚生労働省HP

でしたが、これは一般の方が利用するためではなく、医療従事者等の方々が使う時にわかりやすいようには書かれているものなので、患者自身が理解するには難しいと感じてしまう方もいるように思いました。

ちなみに、後日見つけたものですがWHO(世界保健機関)にて自己マネジメントの冊子をHPにアップしています。
また、その日本語訳を勤医協札幌病院で日本語訳をしていますので日本語訳版をご紹介しておきます。

WHO発行「リハビリテーションの支援:COVID-19 関連疾患後の自己管理 第2版」
日本語版翻訳:勤医協札幌病院
http://www.satsubyo.com/files/pr-magazine/pdf/WHO-EURO-2021-855-40590-59892-jpn2.pdf

勤医協札幌病院HP(原典:世界保健機関HP)

正直、こちらの内容のものが厚生労働省のHPにあるとありがたかったです。
これがあることで「自分でも対処可能なことがある」とわかり、余計な不安に苛(さいな)まれなくて済みます。

それでも「診療の手引き」があることで「罹患後症状はまだわからないことが多いが、わかってきていることがある」ということやマネジメントの方法がある程度マニュアル化している事がわかり、その内容を読んで少し安心したことも確かです。

そして、それを今度は現実世界でどのような手順で実施していけばいいかを知るための相談の電話でした。

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