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井の中の蛙大海を知らなくても生きていける?

蛙の気持ちになってみます。(真面目にふざけるという)

ことわざの意味

井の中の蛙大海を知らず
「小さな井戸の中にいる蛙は、大きな海などの井戸の外にある世界のことを知らない」と言う意味から、自分の狭い知識にとらわれてしまい、物事の大局的な判断ができないこと。

ツッコム

蛙の立場で考えましょう。

「ことわざなので、つっこむのはおかしいかもしれませんけどね。
まず、蛙って海水に浸ると死ぬんじゃないですかね?

海岸にいる蛙もいるらしいですけど、普通、淡水にいると思いますよ。
仮に海水に浸って死ぬのなら、そんな海の世界なんて知らなくていいです。
海のような危険な世界を知る必要はないですな。

深淵を覗くと、深淵が覗き返してくると伺っております。
危険な世界に目を向けない私みたいなカエルは、むしろ賢いのでは?と思ったりします。」

真面目に

ことわざは、もののたとえですので、狭い知識で判断するとよくないということはその通りです。狭い見方や思考は、自分を苦しめていきます。

ちょっと話がずれるかもしれませんが、何か困ったり悩んだりしたとき、自分の思考の枠組みだけで対応するとすると、答えが出ないことがあります。
その場合は、他の人に打ち明けてみると答えが出ることがあります。つまり、他の人によって自分の固まっていた考えの枠組みから抜け出すことができます。

人間の頭の容量なんて限られてますが、
人間の素晴らしいことは知識が共有できるところですので、それを活かすことが大事です。したがって、自分だけの知識に頼らず、他の人の知識、他の分野の知見もたまには覗くと良いです。

余談

このことわざは続きがあって(原典へ不明確とのことですが)

井の中の蛙大海を知らず, されど空の蒼さを知る

井戸の中にいて必死に空を眺めていたからこそ、蛙には空の青さ、日ごとの空の色の違いなど、細かい点に気がつくことができるということです。
転じて、物事の深いところまで知ることができるということになります。

「井の中の蛙大海を知らず」だけだとネガティブだから、気の利いた人か反論した人がいたのでしょうか。
以下のような会話がされてたら…と想像してしまいます。

A「あなたはずっとこんな辺鄙な場所で研究していて、ほとんど他人と交流を持たないのは何故ですか?『井の中の蛙大海を知らず』じゃないですか」

B「…『されど空の蒼さを知る』ってね。」

A「?」

では、次回の記事でお会いしましょう。

活動費、テキスト購入費に充てたいと思います。宜しくお願い致します。