条件付け①

「○○できたら、✕✕してあげるからね」
子どもを育てていれば誰でも一度は、こんな事を言ったことがあるかと思います。

かくいう私もそうです。
「保育園頑張ったら、お菓子買ってあげるからね」
「お風呂入ったら、アイス食べようね」
これらの言葉なしには日々の生活が成り立たないと言っても良いほど、気づけばあちこちで使ってしまっています。

心理学的に言えば、「オペラント条件づけ」なんて言いますが。自発的な行動に対して報酬をどうするかにより、その行動そのものを増やしたり減らしたりする、というもの。大きく4種類に分別されています。

①正の強化
例︰トイレに行きおしっこ出来たら、お母さんに褒められた。
⇒お母さんに褒められたいので、またトイレでおしっこしてみようと思う。

②負の強化
例︰トイレに行ったら、うんちが出てお腹痛くなくなった。
⇒お腹痛いのを解消するために、トイレでうんちするようになる。

③正の罰
例︰トイレで遊んでいたら、お母さんに怒られた。
⇒怒られるのは嫌なので、トイレで遊ばなくなる。

④負の罰
例︰トイレで遊んでいたら、おやつがなしになった。
⇒おやつがなしになるのは嫌なので、トイレで遊ばなくなる。

子育てしていれば、子どもの望ましい行動を増やしたり、望ましくない行動を減らしたり、そういうことを考えるかな、と思います。上のいずれの方法も、場面に応じた使い分けが必要かな…と思いますが、実際生活してるとそんなことじっくり考えながら言葉にするのって難しいですよね。

ただ考えてみると、子どもに何かをして欲しい時(もしくはして欲しくない時)には、上の4つのいずれかに分類されてくると思います。
ふと子供に対する言葉かけを振り返ってみると、「あー、自分て意外とこのパターンでいつも言ってるんだなぁ」なんてのが客観的に見えてくるかもしれません。

と、話を本題に。
子どもに対して、この「条件付け」をすること、周りからは意外と「良くないこと」として認知されがちです。

あんまりもので釣ったらいけない、とか
(いい子にしてたら、お菓子買ってあげるからね)
脅し文句になってはいけない、とか。
(いい加減にしないと、鬼が来るよ!)

自分もよく使ってしまっていますが(^_^;)

では、どういう条件付け、言葉がけをしてあげたらいいのだろうか。それについて、また別記事で考えてみたいな、と思います。

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