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【更新版】ここ数年の読書遍歴を、少しだけ分かち合いたく思い。

こんばんは。しばらく「読書すること」から離れていたんですが、今月から少しずつ読み始めて、どうやら、またしばらくは自分の中での読書ブームが続きそうです。私の読み方も性格出てるなあと思うんだけど、読む時は、ある一定期間とにかく何冊も立て続けに読破するという…。同じような「読書のあり方」の人はいらっしゃるかなあ。皆、いつどれほど、どんな風に本を読んでいるのだろう。

「遍歴」と呼べるほど、そんなに読んでいるわけではないから日本語を適切に使えてない可能性あるけど…(「遍歴」って言葉、使いたくなりますよね、文章書いていると何だか)。

時系列とかお気に入りとか、順番は全く気にせず、五月雨で挙げていきます。何事も順番を考慮し始めると、想定よりうんと多くの時間がかかってしまって、本来伝えたかったことを充分に伝える前に、自分で沈没してしまいがちなので…

また、批評とか感想とかをきちんと述べるのではなく、本当に単純に、整理としてメモしておきたい感覚なので、「ひとこと」くらいしか添えませんが悪しからず…。本当はもっとそれぞれの作品に対して書きたいことあるし、読書好きではあるので、敬意を払う意味でも、そういうのきちんと断っておきたいのです…自己満ですよ。

では行きます、、というか、それなりに挙げるだけの数はあるのかな(不安)、、、

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1. 『うみべのまち』:佐々木マキ

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いきなりズルいのもってきました。だって今自室で手を伸ばした距離にあったから…。活字の本ではなく、これはマンガです。佐々木マキさん、大好き。村上春樹を読む縁で出会う作家さんですね(私の場合は)。

なぜマンガなのに挙げたかというと、「これは一冊の文学です」と言いたいほどに、内容的にも物理的にもズン、とくるものだからです(厚さは『騎士団長殺し 第2部・遷ろうメタファー編』くらい分厚い)。読めばわかります…(逃)。こんな風に、「一体、何これ?何だかすごいぞ…」って人をドギマギ、そして悶々とさせるような表現が出来たら…という、永遠の憧れでもある。

………宝物のひとつなので、長くなっちゃいました。

3,000円を超えるマンガ本…ですが、圧倒的な個性に出会いたい方、ぜひ。既成概念?何だい、それは?っていう態度の(褒めてる)作品集です。


2. 『孤高の人(上・下)』:新田次郎

これは…まさに今読んでるところです。山好きなので、同じく山好きの方の紹介で読み始めてみましたが、面白いんです…。主人公が実在した方ですが、非常に魅力的に描かれています。「上巻」を読み終わったところですが、「下巻」もポチり済み。実際の話で、大きな結末は見えてはいるんだけど…どうやってそこまでたどり着くのか、ドキドキします…というか、切ない。こういう骨太な本というものは、時間がたっぷりある時に没入して読みたいですね…

◇上巻

◇下巻


3. 村上春樹のノンフィクション、諸々

ファンですが、ノンフィクションの面白さは異様だと思う…。別ものだと思ってるけど、どうしても比べるなら、ノンフィクション作品の方がより大好きかもしれないです。本業の小説の方ではなく、ノンフィクションの方で「読み終わるのが寂しい、いやだ、ずっと読んでいたい」と読み手に思わせる作家さん、どれくらいいるんだろう?せっかく色々読んだから、作品名だけ無秩序に羅列します。どれも本当に宝物です。この人のノンフィクションの感想だけで、私でも記事数本書けそうだ…

◇以下、Amazonリンク先とともにご紹介しておきます。

『走ることについて語るときに僕の語ること』

『シドニー!①コアラ純情編』  『同・②ワラビー熱血編』

『辺境・近境』

『雨天炎天』

『職業としての小説家』

『やがて哀しき外国語』

『遠い太鼓』

『ラオスにいったい何があるというんですか?』

『村上ラヂオ』

『うずまき猫のみつけかた』

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』

『村上さんのところ』←ちょっとイレギュラー?)

『みみずくは黄昏に飛びたつ』(←これもイレギュラー気味?)

……以上…?

何かまだ忘れてる気がする…(焦)。私は特に、「走ること」と「職業としての」と「旅先での本(旅行記?)」がとても、とても好きです。生きて起き上がり、走り、踊り出す文章たち。

4. 村上春樹のフィクション、諸々

読んでないわけ、ないじゃないですか。堂々たるハルキストなので…けれど『アフターダーク』だけ読んでいないことに最近気づきました(でもちゃんと手元にはあるのだ…)。ファン歴としてはまだ5年ほど(悲)なので、昔の作品を、後から追いかけていっており…。どの作品がどう、とはここで言わない。とにかく、他のは全部読みました。誰が「毎回同じ話を書いてる」だなんだ言おうとも、読み続けます、一生な。

5. パウロ・コエーリョの小説、諸々

『アルケミスト』の著者。山川夫妻が訳されている作品だけ読んでいます。他は、『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』、『第五の山』、『星の巡礼』を読みました。『アルケミスト』を一番初めに読みましたが、一番素直に最後まで入り込んで読めて、かつ一番好きなのはこの作品です。これも宝物かも。他は、『第五の山』もなかなか好きです、良かったです。



6. 『星をつぐもの』:J.P.ホーガン

ご存知ですか、この作品ーーー???最後にSF作品を入れておきたいです。私は理系研究者のかたの紹介で手に取りました。その研究者さんが科学を志すきっかけになった本だそうです。多分、サイエンス界隈(特に物・生・理・化)の方々には、そういう人多いのではないだろうか…。初版は80年で、私より前の世代が影響受けたであろう作品ですが、すごいんです、これ・・・!!・・・・・!!!(としか、表現できない…)。この作品を知ると、映画やらでちょっと作りが甘いSFなんかを、もう、まともに観れなくなるくらい格が違うと思う…。よくわからないけど、ありがとう、って感じ。これは読んでみていただきたいです!大丈夫、やめられなくて一気に読んでしまいます(必)。

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ひとまず今回は、ここまでにします。まだ、あります……が、このくらいがキリが良いので。「ひとこと」ではなく、「よんこと」くらい書いてますかね…。そう、司馬遼太郎もいくつかチャレンジしたいものがあって…(『燃えよ剣』は学生時代に読了済み、ね)。私は女性ですが、読書の嗜好が男性的な気がします…(別にそんなことないのか?)。SFも読めば、ノンフィクションもお気に入りがたくさんある。もっと良い作品を見つけていきたい!良い文章にも出会いたい。

何か共感できる部分があれば嬉しいです。本についてあれこれ書くのは本当に楽しいので、また何らかの形でやってみます。

読んでいただき、ありがとうございます♩良い読書ライフを送りたいですね。

sao

ありがとうございます!幸せな表現ができるよう精進します*.。*