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山と音楽のこと〜「Far Away 彼方の光 /Libera」

冬の晩、頬に冷たい空気を感じながら外を歩いていると、ふと思い出して聴きたくなる曲があります。昨晩も、夜中に歩いていていその衝動に駆られ、久々に聴いてみたら、やっぱりとっても、圧倒的に、美しかった。おそらく多くの人が耳にしたことがある、「Far Away」という曲です。イギリスの少年たちのボーイ・ソプラノによるユニット"Libera(リベラ)"が合唱する、あの曲です。

共有したくなり…短文を書かせていただきます。

もしその時、何かで思い悩んでいても、この歌声に耳を傾けている間だけは、なぜか救われるような、報われるような、何かに包まれるような………

歌詞についても、改めてみてみれば、とてもシンプルな英語であることが、なお美しくて。そして途中からラテン語になる箇所が(そう、途中から急に単語が聴き取れなくなる、不思議な言葉を耳にするような、あの箇所です)、本当に天使の言葉を浴びているのだ、という幸福感を与えてくれる。

Venite Spiritu et emitte caelitus
Venite Spiritu et emitte caelitus
Venite Spiritu Venite Spirtu
Far away, beyond the sky

日本でこの曲といえば、NHKドラマ『氷壁』ですよね。井上靖さん原作、玉木宏さんや山本太郎さん主演で放映されたドラマ。2006年なのですね、ずいぶん、時がたったんだなあ…(今観たこの動画、若い玉木宏が素敵すぎて胸がザワつきました(笑))。感動と美しさとともに、つらく厳しいドラマでもあるけど、今改めてまた、観てみたいな…。井上靖さんの原作も、読んでみたい。今読み進めている『孤高の人』のあとで、読んでみようかな。ともに読んでみると、重ねて思うことがあるかもしれないですよね…。

ドラマ放映当時から、「雪山とそれに挑む人たち」、「偉大な自然」にマッチしているというか、何て絶妙に再現しているのだろう…と感じていた曲。

冬空の下で、この天使たちが与えてくれる歌声に包まれながら、

遠く厳しい雪山のこと、そしてもしかすると今現在、挑んでいる人々のことに思いを馳せると・・・何だかとても、美しく、切なく、尊い気持ちになれました。

この冬、まだまだ冬山、雪山、に赴かれる方、良かったら道中どこかで、この曲を聴いてみてください(^^)(イヤホン装着する場合など、もちろん安全にはどうぞ、気をつけたうえで!)。そしてこの歌声を通じて、山を通じて、何かつながれるものがあれば嬉しいなと思いました。

冬のアウトドアライフに幸あらんことを!

sao


ありがとうございます!幸せな表現ができるよう精進します*.。*