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私の富嶽三十六景【#1 山中湖】

新年・2020・1・11。

私のnote初回は、富士山のことを書きます。

富士山で楽しめるアクティビティについてではなく、ただ純粋に、富士山への感情を書いてみたいと思いました。

ちょっと遡って、昨年10月に山中湖へ行った時のことを書きます。

その後新年を迎え、2回目の富士山を見に行ったのですが、それはこの次の記事で書きます。

*

富士山は、30年の人生の中で、まだその姿をきちんと拝んだことがありませんでした。いつも車窓から、か、上空から、だった。

日本人として純粋に、ずっと憧れていた富士山。

いつも友人の登山やキャンプ体験を聞いてばかりにとどまっていたけれど、昨秋10月にようやく、自分の肉眼で捉え、そして「感じるべき感情」をきちんと全身で感じてくることができました。

私の「富士山ビュー・デビュー」は、山中湖からでした。せっかくならレンタサイクルをして、一周してみようと。

旭ヶ丘からスタートし、反時計回りのサイクリングロード。

快適・快走。

ほとんど運転しやすい道なので、ひたすら楽しく進めます。

途中、こんなスポットにも出会いました。

ほうほう。

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後日談ですが、この時のサイクリングがきっかけで、自転車を本格的に趣味にすることになり・・・

オリンピックのロード女子のチケットも当選し・・・(男子は落選(涙)。。

10月にほうほう、とこの写真を撮っている私には、そんな近未来が待っているとは知る由もないのですが・・・余談はさておき。

(少し先の自分の未来も、自身でさえ全然、予測できないものなのですね)


前半は、そんな感じで「〜♪」と、ただ快適に走っていました。

富士山は方角的に見えませんから。

ところが後半。

なんだか周囲の雰囲気も、変わってきます。

カープが増える。そして、いくつめかを曲がってみると・・・

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なんだろう、この時の感情って。

とにかく本当に、「嬉しかった」んだよね・・・。

「憧れてきた貴方」に会えた。貴方はちゃんとそこに居た。

伝わらないなりに、伝えてみるなら、

「新しい世界に入り込んだ感覚」「爽快感」

それでいて、「荘厳とした気持ち」「こちらも威風堂々となれる気がする」

「感謝」・・・など、など・・・。

文章として説明するという感覚ではなく、本当にそんなふうに、「いろんな感情を表すワードが脳裏を駆け巡る」体験をしました。

ご覧のとおり、厚めの雲が富士山の頂上を隠していました。

すべて見えたら、もっともっと素晴らしかっただろうと少し心残りだったけど、まるで富士山に吸い込まれているような雲や、その隙間から差す午後の陽光が、神々しくて、本当にひれ伏してしまっても良いくらい、富士山は想像以上に、品格が違いました。

ファーストコンタクトからの、この後の道のりは、もう本当に幸福でした。

完全に富士山に心を奪われたし、そういうふうに体験できた自分が嬉しくもあった。

山中湖一周は14キロほどなので、写真撮影で立ち止まりながらでも、自転車であれば、1時間あれば回れるくらいでした。

適度な距離。十分な景観と体験。

そう、もう一つ、この一周の中で感じた感情の中で、いちばん大事な気がしているのが、湖越しの壮大・爽快な景観を眺めながら、

「何か、心を燃やすものが、欲しいなあ・・・・・」

という思いが、よくわからないけれど唐突に、でも自然に、自分の内側から湧き上がってきたことでした。

決して居心地の悪いものなどではなく、真逆の、自分自身にも得体の知れない、ポジティブなエネルギーに満ちたのです。

きっと今の日々を送りながら、自分の中にある複雑ないろいろが、この景観に呼び覚まされてきたんだろうな・・・と。無意識に出てきたそれは、きっと真実な気がするんです。だからこの時のこの感情を、忘れず大切にして生きていきたい。

・・・ここまで大袈裟で、陶酔気味な表現をしてしまっても、それを公開してしまっても良いかな・・・と思えるのは、やはり富士山だから、ということなのでしょう!(そういうことにします)

富士山を目前にしたときに思うことは、千差万別なことは事実。皆さんはどんなことを思うのですか?知りたいな・・・。

初対面で完全に富士山愛に目覚めた私は、冒頭にも書いた通り、2020、年始のうちにもう一度その姿を拝んできました。今度は別の場所から。

2回目もやっぱり、「彼は彼だった」ので、この次の投稿にて、また私の感情共有にお付き合いください。

本年が、素晴らしく良い年になりますよう。

sao




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