終身雇用のあり方について。②

前回の終身雇用のあり方について。の続編です。


日本は先進国になって世界をリードするようになりました。


皆様は実感していますでしょうか。

僕は実感していません。


アメリカのGAFAや中国のBATHなどを見て、すごいね!と思っています。

インドや東南アジアの人件費の安さと人口の多さにすごくびっくりしています。


こんな感じで日本にいるといまいち実感がわきません。

意識高い系の人の「日本ヤバい」はいまいち何がやばいのか分かりません。


経済ランキングの上での上下ですが、

日本より上の国は新しい事に挑戦してさらに高みに行こうとしています。

日本を追いかけている国は土地の広さと人件費の安さで上の国に追いつこうとしています。


日本の終身雇用は先進国を追いかけるのに必要な機械的な人材を求めていました、なら現在は追いかけているでしょうか。


先進国である日本は、ネット社会になりつつある現代でその分野で時代を引っ張るような先進的な企業がどんどん出てきて世界をリードしているでしょうか。

「日本は先進的な企業を作り世界をリードしている」と自信をもって言える人は少ないのではないでしょうか。


新しく起業するよりも、終身雇用の環境は日本人の理想モデルとして未だに健在しています。


ではここで今の日本が持っているものについてフォーカスをしましょう。

かつての日本になくて今の日本にないものそれは情報の量だと思います。


日本は教育に関して義務教育で小中学校までは学びます。なので読み書きは誰でもできます。

現代でもお金がないと読み書きのできない国はあります、その国からすれば日本人は超エリートな民族です。


日本語であれば人並みに情報を読むことができるしそれを理解して発言する事も日本人には難しいことではありません。

お金がないから出稼ぎ労働者と言った文化も税金を使った社会制度で、あるは程度なくなってきています。

相当な事情がない限り日本人の地頭に余り差はありません。

もしその人に、アイデアや才能があってもそれを言葉にできなかったり、発信できなかったりすることはないのです。


ここで見つけた日本人のすごいところはアイデアや発想を全国民が言葉にできて理解することができる事です。

そんなの当たり前じゃんと思うかもしれません。

歴史を見ても世界を見てもこの事は当たり前ではありません。


なので、私達は今、思い付いた発想やアイデア、考えは発信して行きましょう。

その発信は共感してくれる人を作ったり、投資してくれる人、一緒に働いてくれる人を作るかもしれません。

あなたの発想から更なる発想を思い付く人も現れるかもしれません。

あなたの発想が次の時代の大きな企業を作るきっかけになるかもしれません。

それは学生をやっていても、会社員をしていても変わりはありません。

発信する事が大事です。


昔はアメリカの成功モデルをいち早く日本に持ってきた人が成功していました。

その人たちは人生をかけて成功モデルを遂行することによって成長してきました。


今の日本はこれをやっていれば正解と言ったモデルはありません。

何故ならその外国の知識は日本にとって新しいものではなくなったからです。

ならば今度は日本人が成功モデルを作る側になっていかなければならないと思います。


ここまで少し大袈裟な書き方をしました。

ここで言いたかった事は別に自分のアイデアの下に起業をしましょうと言った話ではないです。

ぶっちゃけ僕は起業反対派なので。

ここで僕が言いたかったのは終身雇用の制度は今後も続くと思います。ですが、昔のように機械的には働いて沢山のお金がもらえる時代はもう来ないと思っています。

なので終身雇用を使ってある程度のお金を稼ぎながら副業的に自分のアイデアを発信してそれがお金になるようにしていきましょうと言いたかったのです。


昔の人のように成功モデルに多額の借金をして一攫千金を狙うのではなく、自分のアイデアや他人の気にいったアイデアにお金や時間を投資してある程度ユーザーやお金がついたら頑張るような人が増えてほしかったのです。

終身雇用がすべての正解、企業こそが最高の選択なんて勝手に正解を決めない社会がいいなと思っています。


あなたのアイデアの種を世界に蒔きましょう。

それが次の時代の大木になるかもしれません。


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