終わりが近づいてくるときの話(続)
Period4に入って、フィンランドで過ごせる時間がもう半分を切っていることをひしひしと痛感する今日この頃。
少し前に
「終わりが近づいてきて焦る!」
っていう話を書いたんだけど、同時に自分の成長を感じる瞬間が急激に増えた気がする。
例えば授業のグループプロジェクト。
来たばっかりのときは、留学生だし、とか、学部生だし、とか色んな意味で他のチームのメンバーよりも自分の方ができないのが当然、と思い込んでしまっているところがあって、言われたことをこなすだけの受け身だった気がする。
でもそれじゃあんまり面白くないな、ってことに気づいて、
「どうにか自分も対等なチームの一員になりたい!」
って思うようになったのがPeriod2くらい。
ただそう思ってもなかなか簡単に実現できるものでもなくて、積極的になろうとしても気づいたら置いていかれてる、みたいなことがあって結構苦労してた。そんなこんなでもがきながらも耐え忍んでいたのがPeriod3。
そして今、Period4。もう後半戦だっていう焦りもあってか、これまで以上にチームのみんなと対等にコミットしたい気持ちを強く持って臨んだ授業。
チームのメンバーと初めて顔合わせするときって、
「こいつは能力が低いって思われたらどうしよう、英語が苦手だって思われたらどうしよう」
って、第一印象が悪くならないかものすごく不安になるんだよね。
だから今回も例によってドキドキしていたんだけど、なんだか、思いの外、うまく行ってる気がする(笑)みんなと同じペースでちゃんと議論に参加しているし、議論以外の雑談にも自然に参加できている感覚を感じる。
これまではついていけなくなったとき
「私だけが分かっていないんじゃないか、こんなこと聞いたら相手にしてもらえなくなるんじゃないか」
って聞き出せなかったことも、ちゃんと会話についていけていると感じられるから素直に聞けるようになった。
もちろんまだ今期のプロジェクトはどれも始まったばかりだけど、今のところとても良いスタートを切れている気がする!
それからイベントとかパーティーとか、ソーシャルな場での交流。
今改めて思い返すと、こっちに来てすぐのときは
「友達を作らなきゃ!アクティブに動かなきゃ!」
っていう気持ちが強くて、イベントの情報が回ってきたらできる限り参加するようにしていたんだけど、とにかくイベントのペースについていくのに必死で、正直楽しむどころか義務感で参加している、という方が近かったような気がする。それが段々ストレスになって、なんだかんだ言い訳して、新しい人にたくさん合うようなイベントやパーティーを避けてしまったのが今思えば悔やまれる。
でもこれまた
「もう留学終わっちゃうのにこのままで良いのか!?」
みたいな気持ちもあって、最近またイベントになるべく行くようにしてみてるのだけど、行ってみると、案外、自然に楽しめている(笑)
英語でコミュニケーションを取ったり、ヨーロッパの人のテンションについていったり、これまでは自分を取り繕うのに必死だったのに、今は自然体でその雰囲気に溶け込めるようになったのを自分でも感じる。
正直今振り返ってみると、ここまで来るのに随分時間がかかったなと思う。
きっともっと英語が得意で、もっと周りに溶け込むのが得意、あるいは周りに合わせなくても自然体でいられる人だったら、最初からできることが当たり前のステップなのだろうなと思う。そして最初からそれができていれば、もっと友達がたくさんできていたかもしれないし、新しい世界が開けていたかもしれない。
そう考えると、いつのまにか自分の弱さから目をそむけるようになっていたことに気付かされた今、これまでの6ヶ月に後悔がないと言えば嘘になると思う。
でも、半分を切ったとは言え、まだ4ヶ月ある!だからくよくよしてないで、これまでの6ヶ月を取り戻すくらい濃い時間にしたい。
よくお好み焼きとかたこ焼きとか焼いてると
「ようやくうまく焼けるようになってきたけどもう焼き終わるよ〜。」
みたいなやつあるじゃん?今めっちゃそのときの気持ちです。
成長を感じられる嬉しさと、今更かい!っていうツッコミが入り混じっている(笑)
でも、遅すぎることはないはず!
フィンランドを離れる日に晴れ晴れした気持ちで飛び立てるように、残りの時間を大切に過ごしたいな。
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