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ついにフィンランドの高校訪問!

日本でフィンランドというと、サウナ、ムーミン、福祉…と並んで思い浮かべる人が多いであろう教育。フィンランドの学校は校舎の作りから日本とは全然違うという話を聞いていたこともあって、留学中に一度は中に入ってみたいなと思っていました。この間参加したHello Espooというエスポー市の公共サービスに関するイベントで運良く学校関連の担当をされている方に会うことができて、高校で開かれるイベントを紹介してもらうことができたので行ってきました。

今回行ったのはTapiolan Lukio(タピオラ高校)というエスポー市タピオラ地区にある高校。今回のイベントは高校生とその保護者向けの、ヘルシンキ圏の大学・UAS(University of Applied Science)についての説明会。正直知りたかったのは大学より前の教育についてだったからイベント自体はそこまで興味なかったけど、せっかく校舎に入れるチャンスだから行ってみることに。

「あわよくば校舎の中を見せて回ってもらえたりしないかしら」
とちょっと期待したりしてたけど、
「うーん、案の定、ここから先は入れそうにないですね。」
ってなわけで、おとなしく校舎見学は諦めて説明会に参加することに。

唯一入れたエントランスのレクチャーホール

今回説明会に参加していたのは
・Helsinki University
・Aalto University
・Laurea University of Applied Science
・Metropolia University of Applied Science
という計4つの大学とUAS。

一番の感想としては、
「フィンランドの教育って本当に平等なんだろうな」
っていうこと。
そもそも偏差値で学校をはっきりとカテゴライズする日本だったら、同じ説明会に大学とUASが参加するってこと自体あんまりない気がする。逆に両方が参加しているっていうことは、純粋に自分のやりたいことがそこで学べるかどうかで選んでいて、日本のように大学の"上下"みたいな意識はないのだろうなという意味で平等だなと。
実際プレゼンを聞いていたらUASのキャンパスはめちゃくちゃ立派そうで、どこにも平等にリソースを割いているのだろうなと実感した。

日本で教育を受けてきた私にとっては、学生同士が競争することでモチベーションや学力をあげようっていうのが当たり前のセオリーだったけど、フィンランドの教育を見ていると、競争がなくても十分なリソースや環境があればやる気や能力は十分引き出せるんじゃないかなって気がする。むしろ、日本の競争は「決められたことをいかに速く正しくやるか」が評価軸で、その競争を必死に戦い抜いても、本当の意味で必要な能力がつくのかは疑問だなと。

私は教育のバックグランドはないし実際にフィンランドの教育を受けたわけではないからあくまでも今感じている感想だけど、少なくとも日本とは違う形で学生の力を引き出す方法があるんだなってことに気づけただけでも、色々考えるきっかけをもらえたなって思います^^

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最近私が気に入ってるトリビア
私「日本には800近い大学があるんだよ、ちなフィンランドは13らしいけど」
フィンランド人「Oh my goodness Japan is crazy」

読んでくれてありがとう!Kiitos!




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