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地方創生プロデューサーという仕事

地方創生プロデューサーのジェームス・アキヤマです。
最近よく地方創生プロデューサーとは何か?という
ご質問をいただきます。
「地方創生プロデューサー」はまだ聞き慣れない言葉だと思うので、
改めて書き記してみたいと思います。

地域課題の発見と解決

地方創生プロデューサーの仕事は、
地域課題の発見から始まると思います。
地域によっては、課題を課題として気づいていないことが多々あります。
地域が目指す将来像から逆算して現状の課題をあぶり出し、
その解決方法を考えていきます。
VUCAの時代に大事な考え方の1つに、
大量行動を実践しながらチューニングする”があります。
最適解の予測が難しい中、最適解を自分たちで探していきます。
地域特性、関わる人によって地域ごとの最適解が違うので、
大量に行動をして自分たちなりの最適解を探すことが必要です。

解決策を実行する人を集める

プロデューサーの仕事って、
おもしろい事を企画して、お金を集めてくる人??
と誤解されることが多いですが、
「人」を集めてチーム編成することが一番の仕事だと考えています。
どんなにテクノロジーが進化しても、
テクノロジーはツールでしかありません。
人間中心の課題解決設計が必要です。
プロデューサー自身が台風の目となり、
関わってくださる方々を巻き込んでいくイメージです。

早く追い出されることが理想

これは僕が最も重要視しているキーワードです。
地方創生というと、今までは東京からチームが乗り込んできて、
数年かけてプロジェクトを行う事が多かった様に思います。
“金の切れ目が縁の切れ目”
地域の予算がなくなるとチームが地域から離れ、
すべてが終わり、地域には何も残りません。
僕が声を大にして言いたいのは、地域にノウハウを残すことです。
ノウハウさえ残れば、地域に自走チームが生まれ、
地域創生が持続可能でかつ日常的な活動になります。
プロデューサーはコンサルタントではありません。
一方的に教えるのではなく、地域の方々と一緒に考え、
一緒に行動し、その地域における最適解を導き出していく役割です。

『恋のキューピット役』です。

地方創生においてエンターテインメントは重要な推進力の1つです。
中でも発信力の高い著名人に力を借りて、
地域の魅力発信をすることはとても重要です。
地方で散見される悪い例は、
著名人との関わり方が打上花火のように、
その場限りのお付き合いが多いように思います。
恋愛関係と同じで、その時限りの関係は
それ以上でも以下でもないということです。

著名人と恋愛をするように、着実に関係を積み上げていきます。
第一歩は、地域の意識改革が必要です。

自分たちの地域には魅力があることに気づき、
自信を持って関係を築いていきます。
節度があって自信を持った人はとても魅力的ですよね。
すべては恋愛と同じです!!

恋のキューピットの役として、
地域と著名人の関係をサポートする事も
地方創生プロデューサーのお仕事です。

地方創生プロデューサーの市民権

ここからは僕自信の問題です。
地方創生プロデューサーという言葉がまだ一般的ではないので、
これからもっとたくさんの地域と関わっていくためには、
地方創生プロデューサーという名前自体を
広める必要があります。
そのためにはたくさんの方々を巻き込んで、
地域の方々に成功体験を残していくことだと考えています。

地方が今まで以上に輝くことは、
日本の将来にとってとても重要なことです。
今まで以上にみなさんにサポートしていただき、
光り輝く地域(地方)をつくっていきたいと思います!!

地域では予想もしなかったことが起きたり、
まだまだ先が長く、心が折れそうになることも多々あります。
そんな時は、先日ティモンディ高岸さんが愛媛に来てくださった
時の言葉を聞いて、自分自身を鼓舞する毎日を送っています。


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